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映画「ダークナイト ライジング」ー ユング心理学の視点から

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香港のカウンセラー、チン とクリストファー ノーラン監督のバットマン三部作の最終章「ダークナイト ライジング」についてユング心理学の視点から会話しました。(英語ですが他の言語の字幕が自動再生させ機能をYoutubeは持っています。)
ネタバレ・Spoiler Alart

我和來自香港的輔導員Chin從Jung心理學的角度談論了CHristpher Nolan的蝙蝠俠三部曲的最後一章《黑闇騎士崛起》。 


セッションノートサマリー (Full versionはこちら
この対談では、映画体験によって、チンさんは過去の自分の人生経験と行動パターンをどのようにより深く理解できるようになったのか、というテーマからはじまり、ブルースウェインが心理的にどのように変容していきます、行動に変化が生まれたか、という事について話しています。

映画の登場人物を特定し、強い感情的な反応を示す自分を見つめてみると、過去の自分に何が起こったのかを視覚化することができます。誰もが日常生活の中で困難に直面しますが、多くの場合、私たちは自分がどれほどトラウマを抱えているかに気づいていません。さらに言うと、私たちは、過去の困難な経験の後、同じ有害な力学/状況や関係を無意識のうちに何度も自ら再現していることに気づいていないことがとても多いです。

強調したいのは、自分たちが繰り返し、事象的な経験をしている、と言うことに気づいていないということです。つらい感情は私たちの精神の無意識の層に押しやられます。これは正当で時にとても有効な防御メカニズムですが、残念ながら、この戦略は長期的な観点からは機能しません。神経を麻痺させ、目が見えなくさせ、耳が聞こえなくなった状態で、殴られたり、引き裂かれたりしても、痛みを感じないようにすることで 慢性的な体調不良や生きづらさを抱えながら肉体の命を繋いでいる、というイメージに例えることができます、まるで引きこもっていたブルースウエインのように。
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How this movie experience gave Ching a deeper understanding of her own life experience in the past and her behavioral patterns.


Identifying the characters in the movies and have strong emotional reactions enable us to visualise what has happened to ourselves in the past. Every person faces challenges in everyday life and often times we are not aware of how much we are traumatized. Moreover, we are not aware we unconsciously recreate the same toxic dynamics/situation and relationship again and again after the initial difficult experience in the past.


Our point is that we do not know we are repeating and forcing ourselves to be retraumatized. Hard feelings are pushed away into the unconscious layers of our psyche. It’s a legitimate defense mechanism, But, unfortunately this strategy does not work from a long-term perspective. It’s like the nerve is put asleep, eyes are blinded and ears are deaf. Therefore, we don’t feel pain even though we are hit, drugged, and torn apart.


#The repeated traumatization
#The Call to Adventure - The cat woman’s invitation , Trickstar
#The Batman’s journey is taken over by a successor (Joseph)
#The moving onto the next phase of the journey (Based on Joseph Campbell's Hero's Journey Theory)
#The symbolic meaning of the peal neckless

#童年創傷
#被遺棄的感覺
#反覆的創傷
#冒險的召喚——貓女的邀請
#蝙蝠俠的旅程由繼任者(約瑟夫)接管
#進入旅程的下一階段(基於約瑟夫·坎貝爾的英雄之旅理論)
#珍珠露頸的象徵意義


お問い合わせ、セッション予約 は letsmusicingATgmail.com まで。



# by totoatsuko | 2024-07-20 12:19 | Comments(0)

対面カウンセリング7月18-31日 東京 8月1−11日 広島

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一時帰国のため、

7月18 − 31日 東京都内
8月1−11日 広島

にて、対面でのカウンセリングセッション (グループ、カップル、家族、個人)、スーパービジョンを受け付けています。

お申し込み方法などの詳細オンラインセッション申し込みページをご参照ください。



# by totoatsuko | 2024-07-13 11:29 | Comments(0)

「ヘンゼルとグレーテル」- ヒーローズジャーニーの視点から

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「ヘンゼルとグレーテル」-をヒーローズジャーニーの視点から書きました。



キャンベルの『ヒーローズ ジャーニー』は、ユング理論を物語の展開パターンに当てはめたものです。
私たちの人生は、新たな世界観、新たな道への招待に満ちていますが、多くの場合シンボリックな形での招待に気づかなかったり、無意識に(さまざまな感情的な理由で)逆行・退行して、成熟、成長の機会を逃しているかもしれません。



# by totoatsuko | 2024-07-08 12:27 | Comments(0)

ヘンゼルとグレーテル ー ユング心理学の視点から

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今日は前回取り上げた映画「関心領域」の中で父が娘に読み聞かせをするグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」をユング心理学の視点から書きました。

様々なキャラクターや立場が存在している家族という単体を、様々な側面をもつ一人の人間の精神(Psyche)として物語をみることができます。私たちは内面に、親、保護者、誰かにとっての子ども、上司、部下、生徒、友人、とさまざまなアイデンティティーや役割を同時に生きています。その一人の人間の心の中に住むさまざまなキャラクターが、私たちの人生の物語を作っている、ともいえます。

# by totoatsuko | 2024-07-06 03:13 | Comments(0)

映画「関心領域』ーユング心理学の視点から

映画「関心領域』 について カール ユングの視点を交えながらNoteに書きました。

関心領域」はイントラパーソナル(自分と自分の関係、やりとり)とインターパーソナル(自分と他者との関係、やりとり)どちらもを象徴的にみせています。自分のの内面世界への関心領域を広げてみると、外の世界との関わり方もおのずと変わるかもしれません。
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戦火のもと暮らした人々の話は、広島で生まれ育った私の関心領域です。戦争から帰ってきて人が変わってしまった兵士達に虐待された妻や子ども達が70年以上経ってもなお生々しく被害を口にし始め、世代を超えて受け継がれるトラウマ心理へ光が当て始められているようです。
この映画についての対談は、また後日アップロードしここにリンクを追加します。


# by totoatsuko | 2024-07-03 10:44 | Comments(0)
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心理療法士のつれづれ ー音楽、アート、ユングの視点からの対話と変容


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