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ネズミとサクランボの実験

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ネズミとさくらんぼの実験 によると、今自分が囚われていること、行動パターンは先天的に遺伝する、という驚きの証明。。。
実験内容を要約すると、
ネズミの好物のひとつであるサクランボをまず与えて、ネズミは喜んで食べる。
その後、サイクランボを食べたら嫌なことが起きるような細工をしたら
ネズミはサクランボを食べなくなった。

そして、そのネズミに子供達が生まれる。
その子供たちはサクランボを食べない。
その子供達自体は、サクランボを食べることでトラウマを体験したわけでも親に教えられた訳でもなんでもないのに、本来ネズミであるならば大好きな食べ物を自動的に食べる対象から排除した(ネズミとしての本来の嗜好が変容した)。

そして、これは人間にも言えることなのだ。
生まれたあとに影響をうける家族、社会、文化、時代の価値観とは別に、世代を超えて無意識のうちに刷り込まれているものが私たちの中にはあり、その気づいていないことに自分は無意識にコントロールされている。擦り込みに気づかないから、自分を苦しめる内なる声や思考、行動パターンは”今を生きている自分、Self” が求めているものではない、と線引きができず、自由が無意識に奪われ、がんじがらめにしたり、拗らせたりする。

だからセラピー・深層心理レベルの自己分析のプロセスに入る事は、他の世代や家族がやってこなかった作業を引き受けていることでもあるのだ、というユング派セラピストの言葉に頷いた。


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# by totoatsuko | 2021-02-15 11:35 | Comments(0)

死後の世界を旅する

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ネットフリックスで死後の世界を旅する、というシリーズをみました。
霊媒師や、亡くなった人から送られてくるサイン。
大事な人と少しでも繋がれた喜びの感覚に震える人もいれば、懐疑的な人もいる。

私は、誰しもの心には無意識の層があって、その深い深いところの層は他者との無意識の層とつながっていて、
だから”偶然”という”必然”というようなものを体験したりするし
そういうレベルで、個人を超えたレベルで、魂同士の触れ合い、というのは誰しもが可能なことなのだと思っている。

ただ、やっぱり、自我とか理性とか、色んななものが自分を邪魔して、
そういう対話や体験をしたい、と思っていても、自分で妨げている部分もあるとおもう。

そういう意味では、セラピーの過程は、無意識の深い層が見せる夢の話をしたり、変遷意識状態でイメージを体験したりプロセスする経験は、自分の深いところや、大いなるもの、自分の体の存在を超えた何かと繋がる感覚を自分に許せるようになるような気がする。


# by totoatsuko | 2021-02-14 16:19 | Comments(0)

牛吉大吉 新年蒙恩

牛吉大吉 新年蒙恩_d0065558_10481561.png
今 中華文化圏にいる人は新年真っ最中。
日本も旧暦を使っている時は、この時期に新年のお祝いをしていました。
赤と金色のデコレーションがそこかしこ。
こんなCG街中でみれるなんてすごい。https://fb.watch/3CWbaqMND6/

Astorology(占星術)によれば、去年の12月末に200年ほどつづいた”土の時代”(物質主義)から風の時代(情報や共有する精神)の時代にシフトしたとか。
確かにいろんな変化の風が吹き荒れ、じかんはかかるでしょうけれどもいい方向にパラダイムシフトが起きていくのでしょう。土の感覚で長く生きていきた私たちは変化を求められ、風の時代に生まれてきた子供達が人工の大半を占めるまでには、いまとは全く違う価値観が社会制度などが一般的になっているのだと思います。

Astorology、すこし学んでみて思ったのは、そうは言っても、日本のように”占い”みたいな位置付けで物販販売のネタにされてるような状況のもと、〜〜なんだって〜という世間話のネタで終わってしまうな、ということ。ユングが提唱した夢についての扱われ方と似ている。夢は無意識からのメッセージや説明であり、その夢との関係性を掘り下げていくことで自己成長やHealingが起こるのだが、「夢診断」というものに置き換えられて、ネット検索したら、空飛ぶ夢見たらもういう意味なんだって〜、という感覚で使われているうちは、はその深淵からは程遠いところにいる。Astorology という学問、ユングの学問は、自分がしらない感覚を呼び覚ますことができるものなのだが、その学問がもつ叡智を使って”自分で自分の中を深く旅し、そのある意味特異な角度から自分と対話し今抱えている問題に変容をもたらすことができること”が、風の時代には認識されていくのだろうか。



# by totoatsuko | 2021-02-13 11:00 | Comments(0)

柵の中で生きるより・・・

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ふと思い出した
以前読み漁っていた椎名誠の作品の一つ、岳物語のくだり。

記憶によれば、、、野田さんが言う。

ガク(飼い犬の名前)が、川縁をあがったところで自由に走り回ってる時、まちがって釣り針を飲み込んでしまって、それで死んでしまったとしても、それは本望だと思うんです。綱に繋がれて安全だけど囲われた一生を生きるより、好きなところを駆け回って、好きなことをして、結果的に死ぬことになっても、それはいい人生だったと僕は思うんです。

というような内容のことを。

野田さんは、カヌーイストで、ガクと共にカヌーで15年間旅をした。休憩で川縁にあがったら、ガクは自由に遊んでる。
飼い主と飼われている犬、ではなく、パートナーのような関係だったと野田さんは言っている。
さっきグーグルしたらもうだいぶん前にガクは命をまっとうしていたようで、犬の寿命を考えればそれはもうあたりまえといえばあたりまえなのだけど、そうだったか、ガクは逝ってしまったのか、、、としんみりしてしまった。

当時、規則とか、地域や日本的なカルチャーの中でがんじがらめになってもがいていたような自分は、その野田さんの言葉にものすごく共感したし、もしかしたら、ガクと自分を重ねてみていたのかもしれない。

ガクは人の話を聞いてるようで2割くらいはきいてなくて、テキトーに聞き流してる能天気なところがありつつ
カヌーが濁流をいっていても逃げ出さず、最終的に野田さんと一緒にカヌーから川に放り出されても、野田さんの横をしっかりキープして泳いでたんだとか。

自分はパートナーの野田さんに信頼されてるんだ、ありのままの自分が愛されているんだ、
という絶対的な自信があるから、ガクがガクらしく生きれたんだと思うし、
そういうガクと一緒だったからできた体験、というのも野田さんにとっては宝。

いいよね、そういう関係、そういう生き様。
凄いことだと思う。

セラピストとしては、セッションに来る人にとって、この人は大丈夫だ、と思え、自分を取り戻す、自分らしく生きる道をみつけていくプロセスのパートナーであれるポジションにいたい、と思うのでした。



# by totoatsuko | 2020-12-25 02:36 | Comments(0)

12月

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なんという一年だったのでしょう。

ソーシャルディスタンスが孤立感を際立たせ、辛い気持ちになるひともいれば
自分の時間をもてることに感謝しかないひとも。

個人的には、ズームが普及して、国外に住んでいる人のセミナーに参加できたりして、新しい世界が広がった感じです。
でも、やっぱり、実際会えるようになったら、会いたいですね。

移動時間を使ってもその場に行き
人との関わり、実際に同じ空間にフィジカルにいる必要があるものなのかそうでないのか、という震いが、
ものすごい感覚の変化をうながしているように感じています。

写真は生のクリスマスリース。
香りが格別です。


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# by totoatsuko | 2020-12-06 02:08 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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