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自分にとって真実であることを自分自身が知る ということ

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ここ数週間、新聞に掲載された終戦の個人体験の話をいくつか読む。
どれもその人でしか知できない状況描写と感情体験が語られている。

その中で、原体験を語ったら、嘘をついてる、そんな事実は史実に載っていない、との反応を受けた。
けれど、自分が本当のことを言い続けないとこれからの世代は変わらない、と戦後70年誰にも語らなかった個人的体験を語り始めた人が何人もいる。

個の体験が”なかったこと”にされる、
その個人的感情体験は間違ったものである (大袈裟な反応だとか、その反応が状況を悪くした、というようなけむに巻くような問答)

という集団から個の体験を抹殺するような圧力。
あの時存在した自分すらをも否定される感覚。

なんたる痛み。

どうしてそれが嘘であろうことか。

ショックで涙が止まらなかった、自分でしか知り得ないあの鮮明な記憶、何十年にもわたって悪夢にうなされ続けた
感情は知っているし、体も覚えている。

その人は、当時上の人にここで見聞きしたことは喋ってはならない、という言葉に縛られて何十年も生きてきたけれど
当時を振り返るある写真展に足を運んだことから、70年経って、自分を黙らせていたその上司の楔から自分を解放した。

自分にとって真実なことを自分で否定したり押し殺したりすることは、
自分が自分に何をしている、ということなんだろうか?

あの上司の存在と言葉が彼の中に巣くって、何年も彼を内側から蝕み続けた。

自分にとって真実がもう何かもわからなくなっていたりもする。
自分が何を感じているか、もう、そんなことすら思いが及ばなくなっていたりもする。
行き場のない心のエネルギーは私たちの意識や行動、症状に現れる。

否定される、黙らされる心の痛みは計り知れない。
お酒や薬、睡眠障害などで意識を朦朧とさせることで、一時的に神経を眠らせ痛みを感じないようにしたくなるほど、感じ、抱えるには辛すぎる痛みだ。


# by totoatsuko | 2023-08-21 21:50 | Comments(0)

言葉なしで進行するバレエ



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私にとってNYに住んでいることの醍醐味の一つは、素晴らしいアートに触れられることです。
同じ演目をみても、聴いても、その時その時のアーティストの表現も違うし、受け止める自分も刻々と変化しています。

今、メトロポリタンオペラ座で1ヶ月のバレエ公演。ジゼル、白鳥の湖、ロミオとジュリエット。
言葉がない分、音楽、演技、表情、動作、視線、衣装、舞台、全ての色合い、デザインによって全てが語られていく。

どこまで、あるいは、どのようにそのメタフォリックな象徴的な意味合いを自分の中で受け止めるか、解釈するか、
象徴的な世界に身を投げ打って感情を揺さぶられながら、登場人物たちと自分の感情の深淵を安心して交わらせてくれる
保証されたレベルの高い公演に感謝と感動しかない。

私たちも、日常的に、意識的であろうが無意識的であろうが、言葉以外に象徴的なメッセージを交換しあい、
それに反応しながらコミュニケーションをとっている。無意識の層のエネルギーが無意識に表層に現れ、無意識のうちに私たちの言動を乗っとって、自分が望んでいない展開や結末を生んでいることもある。


# by totoatsuko | 2023-07-17 00:10 | Comments(0)

愛は必ずしも全てを癒しはしない

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最後に投稿してから1年以上たっていました。

少しビターなタイトルですが、
愛は全てを救う というようなシュガーコーティングされたような、一瞬救いを与えてくれそうなフレーズは
場合によっては、
愛を深めたり 愛を探求したり 愛を疑ったり しながら、
自分や相手、仕事、コミュニティーとの関係性、今目の前でおこっている現実と ”対話”し、
苦しみから抜け出すことを妨げさている場合もあるのでは、と思います。

ここで少し神話に寄り道。
キューピット(エロス) は、美の女神アフロディーテ (ヴィーナス)と軍神アレース(マーズ)の子供。
アフロディーテは、一般的に美しくて魅力的で、という点が強調されていますが、自分が欲しい愛が得られなければ子供すら利用して、Passive aggressiveな行動に出る、ナルシスト。アレースは、戦の神でその勇敢な戦いと規律と気性の激しさが象徴的。
キューピットは、元々エロスという美少年で母の従属者として生きていたが、時代の変遷とともに幼児化し弓矢をもち無邪気に(無責任に)矢を放ち、人を”盲目的”に恋に堕ちさせたり、生理的に拒絶させたりして人間の”関係性”を弄んだ神である、と言えます。

愛 と言っても、ギリシア神話では大きく分けて4種あり、
エロス(恋愛感情)フィリア(友人感の結束)、アガペー(神の無限の愛)、ストルゲー(兄弟家族間の情愛)。

いずれにしても、愛 というエネルギーは人同士の間に存在し、いかなる方向へも私たちを導きます。
嫉妬に狂う愛は破滅をもたらし、盲目的な愛は現実逃避をさせ本当に望んでいる方向を失わさせる。

誰か(あるいは自分自身)を愛する、気にかける、というエネルギーは、すなわち心配したり、憂たり、悲しい気持ちになったり、怒りすら生む。

権力に対する過大な愛は自己だけではなくそれに関わる人たちをも破滅させる。

愛の欠乏感は自分自身のみならず、他者をも飲み込む。

私たちの心は多面的です。
自分の中のアフロディーテ的な側面、アレース的な側面 等々 と対話をしてみるのも面白いかもしれません。


お問い合わせ、セッション予約 は letsmusicingATgmail.com まで。



# by totoatsuko | 2023-07-16 23:34 | Comments(0)

独立記念日 July 4th

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独立記念日の花火、過去何回かニューヨークでこの日をすごしていますが川辺でみる機会を得たのは初めて。
隅田川の花火、みたいにごった返して歩けない、なんてことはなく、白人よりもむしろ有色人種の比率が多い感じの周りの人たちと。老若男女とたわいもない話をしながら、夜風にあたりながら、
今、ここに こうして ここにいる
と言うのを感じていました。

前日まで、連夜~空が白んできて明くなる時間帯で、昼夜逆転しそうになりながら数日香港の生徒たち向けの授業を一つ終えたばかりで一息つけていた夜。痛ましい事件や、慶事など、世界中の出来事に想いを馳せながら、花火の音を聞いていました。

# by totoatsuko | 2022-07-09 02:36 | Comments(0)

今年ももう6月

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ご近所では多くのカルガモ一家が子育て中です。
車道の真ん中を悠々と歩いていたりして、大胆すぎる行動に初めて見た時はえ??? と思いましたが、親が本気で車に向かって威嚇して、車も止まって見守って、その隙にみんな路肩に避難していて、和みます。

風が最高に気持ちいいこの頃です。


# by totoatsuko | 2022-06-22 11:02 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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