カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

当事者意識・海洋汚染 

6月上旬、G7首脳会合の後に出された宣言によると、カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、イタリアは、EUと共に、プラスチックごみによる海洋汚染への具体的な対策に関する合意文書「海洋プラスチック憲章」に署名しましたが、日本とアメリカは署名しませんでした。

海洋プラスチック憲章は、2030年までに、すべてのプラスチックをリサイクルしようと参加国に促すものです。

海やビーチがどれだけ汚染されているか・・・


インドの貧困地区の様子とプラスチックゴミ

the Ocean Cleanup のビデオが少しアイデアを与えてくれるかもしれません。(以下引用)

海に流れ出るプラスチックごみは、年間800万トン以上。海の生き物などに深刻な影響を与え始めています。このNPOは、北太平洋でとりわけ海洋ゴミが多く集まる「太平洋ごみベルト」と呼ばれる海域のゴミを回収するため、新たな装置を開発しました。 全長600メートルのU字型のパイプの下に3メートルほどのスクリーンを取り付けて海に浮かべ、数センチのものから数十メートルの大きなものまで、プラスチックごみを待ち伏せしてくまなく集め、最終的には船が出向いて回収する流れです。 「何度も何度もテストを繰り返して、太平洋ごみベルトにも視察に行った。私たちはごみを回収して、海を綺麗にできると確信しています」(NPO団体 The Ocean Cleanup ボヤン・スラット代表) 今年9月から装置を本格稼働させ、日本の国土の4倍ともいわれる「太平洋ごみベルト」のゴミを、5年以内に半減させたい考えです。(引用終わり)


先日、ビーチクリーンに参加しました。

浜も海も本当に綺麗なのに、驚くほどにゴミ(ペットボトル、ビン、カン、漁業中に流れてしまったと見られる網、有毒な鉛を含む漁業グッズ、ブイ・浮き玉、e.t.c)がビーチの景観を汚すとともに、生態系にも影響を与えていて、結構な衝撃でした。

大人も子供も含めて40人くらいで2時間かけてゴミをピックアップし、分別し、ペットボトルは印字されてる番号からどこの国から流れ着いたかを識別し集計してレポートする。


海が見えない、ビーチに行くこともない場所に住んでいると、海洋ゴミの問題は自分の生活を脅かすものだとは感じにくい。

私たちがビーチクリーンを終えて引き上げようとしている頃、若いカップルが腕を組んでビーチに向かって歩いて行きました。彼らは綺麗なビーチを多分当たり前のように感じることでしょう。

思考だけでは当事者としての感覚は得られません。

誰しもが、恐ろしく汚染されたビーチクリーンに一度は参加して見たらいいのではないか、と思いました。そうすると、理屈よりも、感情が、感覚が、このままではいけない、と自分の内側から突き上げてくるのではないかと思いました。


私たちは、地球に生かされているのですから・・・


#音楽心理療法体験談 まとめページ


 
ヤムナ・ピラティスセッション@代々木上原 のページ

お問い合わせ、セッション予約 は letsmusicingATgmail.com まで。





[PR]
# by totoatsuko | 2018-06-22 20:01 | Comments(0)

家族ってなんだろう/ 万引き家族

d0065558_10594281.jpg
家族というと、誰のことを指すのか?
血が繋がっていない人同士は 家族 という言葉に値しないのか?
血はそうじゃない繋がりより何よりも強いのか?

血が繋がっている者同士の殺し合い、憎しみあい、暴力。
血が繋がっているがゆえに、血が繋がっていることを理由にして引き起こされる諍い。
時に、それは想像をはるかに超えた醜さをうむ。

血が繋がっているから、虐待しても許されるのか? 虐待を我慢しなくてはならないのか?
血が繋がってるから、法的に家族という関係だから、その関係から逃げちゃダメなのか?

自分を虐待する人を自分の家族、として付き合い続けなくてはいけないのか?
自分に関心も持たず、思いやりの心のやりとりもほとんどない人同士の法的な家族の形を、本当の意味で家族と言いたいと思えるか?

養子や里子、血では繋がっていない家族の形もある。

何より、夫婦は、カップルは、その者同士は血で繋がってない。
だけど、法的な手続きをとって、あるいは取らず? 家族 としての関係を築いていく。
それぞれにとって血の繋がりがある子どもがいれば、その子の親として、子育てチームとして、家族関係を築いて行く。

血が繋がっていないところから、血の繋がりが生まれ、家族 と呼ばれる生活集団が生み出される。
(法的には違う判断をされるケースもあるけれど)


家族 をどう定義するのかは人それぞれだ。

血には勝てない、家は長男が注がねばならない、と
血を理由にして、本当は血の問題では無いその人の心の問題に周りを巻き込んで
自分にとって大事にしていることを結果的に失っているんじゃないか
と思わされることもある。

血が繋がってたって、繋がってなくたって
お互いが相手との関係にどう向かい合うか、どんな時間を積み重ねてきたのか
どういう質の関係を、どんな感情を積み上げていくかは
当事者だけでしか体験できないことだ。

何をもって 相手との関係を ”家族” とよぶのか?
パートナーと、子どもと、どういう”家族”関係を築いているのか?




[PR]
# by totoatsuko | 2018-06-21 11:20 | Comments(0)

BBC Radio 3

d0065558_17095222.jpgなんとなく、BBC Internet radioを時々聞いている。アーティストのインタビューや、World news review やら。

今は ショスタコヴィッチのオペラ Lady Machbeth が聴ける。
初演は大成功だったが、スターリンの逆鱗に触れて、その後20年間上演されなかった、という言われがある作品。

映画館で高画質録画されたオベラがみられるようになったり、世界は便利になったけれど
だからこそ、劇場でリアルに肌で そのクリエーションを感じたい、という気持ちもかきたてられる。

上に立つ人によって 物の評価が左右されることは 悲しいかなよくあることだ。
その 上に立っている人の 意識されていない心の闇のせいで、
その人にとっては価値のある 意味があると思えないものが潰される。


しかし、何がいいか 何に価値を見出すか 何が好きか は
個々人の直感 感覚 にとって真実であれば、それが真実だと思う。






[PR]
# by totoatsuko | 2018-05-31 17:20 | Comments(0)

100日待って、と言われたら

d0065558_22432974.jpg高校時代、信頼できる、と思え、好きな本の話や人生について話したことがあるたただ一人の先生、女性の国語の先生が、いまは校長先生になられている。
久しぶりにお会いして、99日目で立ち去る恋人の話について高校生と話をした、という話を聞いた。

紙面を省くために、このサイトを読んでみてほしい。

このページの前半の方に、その王女と兵士のやりとりが描写されている。

そこで、問いかけられるものは
何故 100日まであと1日 というところで兵士は自分の意思で立ち去ったのか
という疑問。

このモチーフは、他の文学にも味付けを変えて使われていて
若いカップルの話であったり、男性の方が女性より身分が高い場合もある。

答えがない問いだ。
どの解釈も間違っていないと思う。

ただ、そこに思いを馳せ、文脈から何かを感じ、想像力を働かせる 
恩師と話していて、その 一見 非生産的な会話を楽しんだ。

因みに、彼女が自分の見解の一つとして高校生との会話の中で言ったのは
「人生って、こんな風に、”予定しなかった事” の積み重ねで成り立っているのではないか?」 ということだったらしい。

この試験に受かったら、次はこうなって、この人と付き合ったら次は結婚して、結婚したらこうなって、こうやったらああなって、
と予測してる事とは違う展開が人生には必ず発生して、
その時 自分がどうするか、その帰路の時の自分の判断と言動が、人生をユニークなものにしているのではないか、
そうわたしは思った。




[PR]
# by totoatsuko | 2018-05-26 22:20 | Comments(0)

依存症の治療

d0065558_22440700.jpg芸能人がアルコール中毒の治療のために1.5ヶ月入院していて、
退院した日にまた道を外して
世間からバッシングを受けて
また治療のために入院した、と。

なんで work してないアプローチを続けるのかな。

なんでアル中状態、って分かってて 長い期間 放置してたんだろう?
お酒が自分の人生に悪影響を与えている、と自覚しているアル中の人は少ない。

自覚してないからこそ、放置していられる、とも言える。
(例えば、癌だ、と自覚したら、その治療を専門家から受けようとする。)

サイコセラピー というオプションは魅力的ではなかったか・・・

心の問題を治療するのに 薬と傾聴、アドバイス的なカウンセリングを使う という日本でのメインストリームは
どうやったら変わっていくのだろうか?
どれだけの被害者を生み出せば 心理療法などの専門家を使う という発想につながっていくのだろうか?







[PR]
# by totoatsuko | 2018-04-30 20:38 | Comments(0)

セラピーセッションの後にお腹が痛くなる

d0065558_22444991.jpg音楽心理療法、GIM セッションの後の
その帰り道に、
家に帰った後に、

吐き気がしてきて 実際駅のトイレで吐く とか
お腹が痛くなる とか
稀に spiritual emergency と呼ばれるような状態に一時期陥ることもある。

セラピーのプロセスが深まってきて、
今の自分を囚われのみにしている核心に近づいてきていたり
そのブラックホールの中をグリグリいじっている時期には

よくある身体反応だ。

こんなに自分は自分を我慢させていたのか、
自分が心理的に自分を偽ったり、自分の感情に嘘をついていることで、これほどの身体的痛みが心理的に発生していたのにもかかわらず、
ずっと感情センサーをオフにしていることで、感じないようにしていられたのか

と、その痛みに悶え苦しみながらも、その痛みの意味と向かい合えることができたら
心のプロセスはさらに進む。





[PR]
# by totoatsuko | 2018-04-30 20:14 | Comments(0)

心理療法における変容 のたとえ

d0065558_22453587.jpg音楽心理療法、Guided Imagery and Music, のセッションを1〜2週間毎に20回位続けてやると
セッションを始める前の自分はなんだったんだろう 
と思うくらいの 自分に対する認識か 生きている感覚が変容することがある。

例えるなら、蝉の脱皮。

蝉は7年くらい、ずっと幼虫として地中で暮らす、ときく。
そして、時が来たら土から出て、気に登り、脱皮し、身体が乾くのを待ち、最終的に、
幼虫 から 飛ぶことができる蝉 になる。

蝉の幼虫に質問して確認したことはないが・・・
幼虫として地中で過ごしている時、理性的に、これは自分の本来の姿ではない、と思ってない。
むしろ、地中以外に世界があるなんて考えたこともないし、
だからこそ、自分が ”飛ぶことのできる生物になる” なんて考えたことも、想像したこともないはずだ。

だが時がきたら
準備が整ったら
幼虫は脱皮を始める。

だが、脱皮中はとても無防備な状態で、他の生物に食べられたり、自分が脱皮のプロセスに耐えられなかったり失敗したりして、死ぬ可能性もある。
人間の赤ちゃんや母体が、その出産の過程で命を落とすことがあるように。


同じように
今の自分がどんな風に変容するのか、どんな脱皮の過程をたどるのか、なんて 心理療法の過程ではわからない。
心理療法士の私ですら、この幼虫が蝉になるのか蝶になるのか はっきりは分からず その変容のプロセスをサポートしている。

ただ、
暗い土の中に囚われている幼虫であることしか知らない、
幼虫でない何かになれる事は知っているから、幼虫を信じ、幼虫が途中で死んでしまわないようにサポートしながら、心理プロセスを促す。

例えば
クライアントが蝉になりかけているのに、外の世界を知らないがゆえに、自分の変容を自分が自分がを信用できないがゆえに、
怖さや不安を感じて地中に戻ろうとしたら
それは自殺行為だから(蝉になってしまったら、もう地中では生きられない)
最後まで、蝉になって蝉であることに喜びを感じ、外の世界を楽しめるようになるまで、
わたしは側に寄り添って、サポートし続ける。


想像したこともない自分になれるなんて 信じられないかもしれない。
でも、本当に臨めば、信頼できるセラピストに出会い、やり遂げることができたら
長い間土の中での生活しか知らない蝉の幼虫が 飛ぶことができる蝉になるような感覚の変容を
人間も遂げることができる。




[PR]
# by totoatsuko | 2018-04-30 19:51 | Comments(0)

Another good-bye for now

d0065558_06164141.png私の音楽療法の恩師の一人がこの世を去りました。
早すぎる旅立ちでした。

デンマーク訛りのストレートな英語で、辛辣かつ深い愛情を持って音楽療法士としての知識と経験とプロフェッショナリズムを伝授してくれました。まだまだ甘ちゃんだった私にはグサグサ刺さることがいっぱいあったけど、彼女の愛情の大きさがあったからついていけた。

日本に講演に来たときにウチに滞在して、お返しに、とスーパービジョンをしてもらったり、私がニューヨークに用があって行ったときは、家に泊めてもったり、いきなりスカイプにメッセージして来て頼まれごとしたり。

容態が悪いのは聞いていたけれど
今朝その知らせを聞いたときは、声を出して泣きました。

もう何年も直接会話していないのに。

もう一人の私の恩師でもあり彼女の夫が書いていました。
Viking warrior woman, music therapist, proud Dane, mother to many, and the shining star of my life--passed away early this morning in the embrace of us.

彼女の形容詞を読んで、まさに! という感じで泣き笑い。そしてさらに涙が。

本当に、ワイルドで、直実で、一生懸命で、そしてすごくtalented。
唯一無二の存在。
真相をついた鋭い事を言っているのに、それは生徒やクライアントの事を思ってのことだというのが伝わってくる
溢れる愛のある人でした。

辛いのは、彼女を知っている、彼女の死を悼んでいる仲間と顔を合わせて一緒に彼女の事を語って、一緒に泣けないこと。
救いはfacebookのコミュニティーを通じて、自分の気持ちを反芻できる点。

もう全然会っていなかったのに、実際この世からいなくなったと思ったらこんなに涙が出てくるなんて。

この人は、と思える師に出会い、その人と深い関係を築ける、というのはそんなにたくさんはないことです。

「また今度とか、そのうちにというのはないのよ、後悔のないように人に接しながら毎日を生きることよ」

あの独特な感じがフレッシュに聞こえてくる。

彼女が残した論文やペーパー、本は私の本棚にあって、いつでも読める。
彼女から受け取ったものは私の中で生き続ける。




[PR]
# by totoatsuko | 2018-04-18 21:24 | Comments(0)

私はサンドバックじゃない

d0065558_09350994.jpg思春期に入りかけた息子が私にいちゃもんをつけてくる。
彼のためにWeb 英会話レッスンの予約を取る時、その予約の時間の希望時間を聞いて、できる限り彼の意向を尊重しようとしているのに
じゃぁ〜時でいいよ、ったくなんでやんなきゃいけないんだよ! と毎回悪態をついてくる。
やる、というのはもう合意済みなので、そこは争うポイントではない。

自分に苦手意識があるから気が乗らない、というのはあるのだろうけれど
そのイライラを毎回予約を入れる私にぶつけられて、溜まったものではない。

そして、今朝私が何気なく
 

「あのね、私はあなたのサンドバックじゃない。
ボクシングのトレーニングで使う、あれ。
どんなに必死に叩き続けても、何にもならないあれ。

私は人間だから、ぶつけられたら、壊れるんだ。」

と言ったら、
はっ とした空気が彼と私の間に流れた。
(こいつめ、知らなかったのか、母親がサンドバックじゃないってのを・・・)


イラつく時だってあるさ
ムカつく時だってあるさ
でもね、自分のそばにいてくれる 
親でも、子でも、パートナーでも、人間だから

人をサンドバック扱いしてたら、離れて行くよ。
人間の心は壊れるものなんだ。

”相手をサンドバックとして扱っていたことに気づかないでやっていた”
ということに気づいたなら、今から、人間として接する方法を学んだらいい。
今から、自分の気持ちを自分で扱う方法を学んでいったらいい。

こころが壊れてしまったら、わたしはもう 彼の親をやりたくてもやれなくなるんだ
いくら親子 でもね。

だから私は彼に対して No という。

彼が、大事な人=サンドバック/フラストレーションや怒りのゴミ処理場 と勘違いしていることに気づかず
大事な人を失うハメにならないように。

私と彼が、ちゃんとお互いのことを大事にしあう新しい関係を築いて行くために。





[PR]
# by totoatsuko | 2018-04-13 09:30 | Comments(0)

心はなぜ腰痛を選ぶのか

d0065558_09340533.jpgピラティス/ ヤムナ インストラクターとして、
音楽心理療法士として、

「体の痛み」 

というのは興味深いテーマです。

サーノ医学博士の本を勧められて、「心はなぜ腰痛を選ぶのか」を読みました。
解剖学的には問題がなくても、歩行、起き上がることが困難なくらい体のどこかに痛みを感じていたり
解剖学的、医学的に診断できる部分はあるけれど、本人が感じている痛みが身体状態に対して相応のものでない場合がある。
サーノ博士は、腰痛の外科的な専門家であった頃、アメリカ人の腰痛症例数が爆発的に増えていることから、
この身体的な痛みは、心理的なものから来ているのではないか、という仮説をたてて、彼なりの理論を確立したようです。

心が、過去のトラウマや辛いこと、子供の頃から続く病んでいる親子関係からの苦しみを、
自分の自我や意識 が自覚しないようにし続けるために
脳が体に痛みを感じるように作動して、心の痛みから意識を逸らしている
心の問題を、体の問題にすり替えている、という理論。

サーノ博士によれば、当事者が心理療法士と心のワークすることと、彼の理論を勉強することで、
当事者は痛みのメカニズムを理解して、その結果、脳が体の痛みへ注意をそらすことを諦め、身体的な痛みから解放される、
とのこと。

痛みを訴えること、問題行動を起こすことで、人から構ってもらえる、助けてもらえる、という間違った認識を無意識にしているが故に
自分を苦しい状態に自分で閉じ込めておいている場合もありますね。

心の痛み、心の不均衡は、身体的な痛みだけでなく、いろんな症状、行動に、象徴的に転化されています、
イライラした気持ち、破壊的な行動、怒り、鬱的症状、閉塞感、摂食障害、パニック、不安、睡眠障害、等に。




[PR]
# by totoatsuko | 2018-04-10 20:30 | Comments(0)
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite