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カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

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対立を超えて III

子供のセラピーをやっていると、大抵親と子の対立が生まれる。

セラピーを受けて変化していく子供が帰る場所は、子供がセラピーを受け始めるまえから何も変わっていない子供の問題を作り出している親や家庭環境だから。

親は、子供の何かを問題視して、あるいは子供にもっと情緒豊かになって欲しいとか、自己表現できるようになってほしいとか、心を開いて欲しいとか、色んな希望を持って子供を音楽心理療法セラピーに送り込むのだけど、当の親は、セラピーに行かない場合が多い。

だから、セッションの中で子供がどんどん自分の感情に素直になっていっても、感情に素直になることが危険な家庭環境のままだったら、セラピーの効果も半減してしまう。あるいは、全く変わらない親との対立や、心の溝が深まってしまう。

子供のセッションを希望される方には、ご自身もセラピーに行かれることを私はお勧めしている。子供のその状態は、100パーセント親のせいでは決してない。親が、子供の在りように100パーセント責任を感じる必要もない。子供を親の思うように作り上げるなんて、所詮無理なことだから。なぜなら、今、その子がそうあるのは、その子のもって生まれたものや、その子の環境に対する本能からくる適応方法が大いに関係しているから。でも、親や家庭環境の影響がゼロではない。

親や兄弟にもセラピーに行くことは、その子が受けるセラピーの恩恵をより尊重することになる。

しかし、特に日本ではなかなか深層心理をアートを使ってちゃんと扱える人がいないので、私の場合、その数少ない紹介出来る人を紹介するか、家族セッションを提案することになる。

変化する、というのは、変化しないものとの摩擦を生む。
それは、変化する本人にとっても、変化する人を相手にする人にとっても対立・摩擦・痛みを引き起こす。

それが嫌(と無意識で感じてる場合もある)で、変化したくても変われない人、沢山いる。

でも、セラピーにきて、セラピストのサポートを得ながらだと、その対立をうまくかわしばがら、たったり、痛みに耐えながらだったりできる、内なるエネルギーを感じながら、変化のプロセスを遂行しやすくなる。

・・・と、言葉で書くのは簡単ですけど、
「自分が変わる」
「変わっていく自分を抱えながら変わらない周りとうまくやっていく」
というのは、私自身実体験してきた・している(生きていれば、繰り返し脱皮成長・変化する)から言えますけど、ほんとうに、ほんとうに言葉では表せないくらい痛くて、辛くて、心が大騒動する・ある意味周りにもご迷惑おかけするプロセスなんですよね・・・
by totoatsuko | 2009-02-03 22:24 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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