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カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

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対立を超えて I

自分の信念を作り上げていく過程・あるいは、自分の価値感を根本から疑い・組み替えていく過程が、音楽心理療法のプロセスの中で起こる。

今まで絶対正しいと思っていたこと、今まででは考え付かないような生き方や考え方が、セラピーのプロセスの中で、自分の内側から生まれてきて、その発想自体に自分自身がまず戸惑ったりする。

そして、その戸惑いの中から、少しづつ芯のようなものが見つかり、今までの価値感や思考回路をつくりかえていく作業が自然と起こる。

その時、何も変わらない自分の周りの人との付き合い方に戸惑ったり、今まででは傷つかないような言葉がけにショックを受けたりする。何故なら、自分は変化の真っ最中で、ある意味無防備で、手探りで、暗闇にいるような状態だから。

ほら、小動物が脱皮する時が、一番無防備で危険な時っていうでしょう。
わたし達も、着替える時、一旦裸にならないといけないから、肌はさらされ、着替えの作業のため防衛反応も落ちるでしょう。

一生懸命、見えかけている・気づきかけている自分の本当の姿の片鱗を追いかけていると、これまでと全く変わらない周りの、試行錯誤している自分に対する接しかたや言葉がけが、凄く配慮がないと感じられたり、そういう態度を私にとってきたから、今までのような自分になってしまったんだ、と相手を責めたくなる。私の事を思ってるんだったら、今、私が変わろうとしているこの過程と苦しみを理解して、「私に対する態度も変えて欲しい」と思う。

でも、自分が内面の深い所からゆっくりと変化のうねりを体験していても、周りの人はセラピーがどんなものか分からないし、セラピーを受けているわけではないから、自分の変化に伴って、自分の変化をサポートするような変化をして欲しいと願っても、それは無理なのだ。
その事実を受け入れるのは難しいし、つらいけど。

それに、周りは自分と一緒には変われない、と頭で分かっていても、やっぱり心は相手に変化する事・言わなくても自分を分かっているように振舞ってくれる事を無意識に求めてしまったりする。もし、セラピーを受ける前の自分が、周りの人との関係にそういうものを求めるタイプだったら尚更。

それで、相変わらずな周りを責めてしまったり、自己嫌悪したりするのだけど、そういう対立も、ケンカして、あーむかついた、もうこの人とあんな話はしない・付き合うのやめよう、と切り捨てるのではなく、
セラピーにその嫌な体験を持ってきて、音楽や色をつかいながらゆっくりかみ砕いて大事に扱っていくと、すこしづつ見えてくる、変わろうとしている自分が嫌な思いをしなくて付き合える相手との距離の取りかたや、接しかたが。

時間はかかるけど、ゆっくりやろう。
痛みや不安や混乱をともなうけどもう少し頑張ってみよう、
セラピストは私を決して最後まで見捨てないから。
この変容は一生もの。
この変化のトンネルを抜けたら、全く新しい世界観と確固たる自信をもって、残りの人生を生きることができるのだから!
by totoatsuko | 2009-02-03 17:21 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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