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鬱について

鬱について_d0065558_1354413.jpg鬱になるには理由があって、突然変異でなるわけではない、と以前書いた。

それで、予防のためには「教育」が助けになるのではないか、と思ったけれど、
教育ではどうしようもない側面があると思うので、書き足そうと思う。

鬱を引き起こす原因は、生まれた瞬間から刻まれる個人の歴史にちりばめられている。
どれか一つの出来事だけが鬱を引き起こす事は無いに等しい。
色んな要因が複雑に絡み合っている場合が多く、決して薬だけでは根本的な解決にならない。
また、専門家以外の人が心の話を聞いてあげて治す、というのも不可能だし、余計状況を悪化させる場合がある。(本人に近しいことが出来る最善のヘルプはいい専門家を紹介し、そこに火曜気持ちを促すことだと私は思う。)

鬱になった知人・友人・親戚・家族をもつ人はこのご時世、沢山いるだろう。
その多くは、実際鬱ど真ん中の本人と触れ合ったことがない。鬱の人は引きこもっている場合、人と触れ合いたがらない場合が多いから。
でも、なんとか助けになろうと近づいて、自分も鬱になりそうになったり、嫌な思いをする場合が多い。それは、考えてみたら当然なのだ。ただ一時的に気持ちが落ちこんでいるのではなく、本当に心の闇にどっぷりつかっている人の闇に片足をつっこむなんて、危険極まりない。カウンセラーと自称している人だって、ちゃんとしたトレーニングを積み、スーパーヴィジョンを受け続けたり、セルフケアをしていないと闇に引きずり込まれるのだから。

心が持つパワーを軽んじるべきではない。

そして、鬱症状を示している人は、鬱だけではない要因を併発しているかもしれないことも付け加えておく。それは多重人格、境界線人格障害、PTSD、摂食障害、不安障害だったりする可能性もある。

日本の社会全体の意識として、個々人の意識として、鬱の症状を軽く見ず、精神科医だけではなく心の専門家とのコラボレーションによるケアの必然性を認識して欲しい、と願ってやまない。

自分の過去や、現在の環境や、人との関係のせいで、これからの人生を鬱で生きていかなくてはならない状況に追い込まれたまま、なんて、とても残念なことだと思います。

折角「命」をうけてこの世に存在し、この世での時間を与えられているなら、自分らしい生き方をより多くの人に送ってもらいたいと思います。
by totoatsuko | 2008-07-07 14:00 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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