人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

鬱の予防

鬱の予防_d0065558_13255326.jpgどうやったら鬱になるのを予防できると思いますか?
聞いた話なのですが、会社のあるプロジェクトチームが全員鬱になってしまい、そのプロジェクトは解散してしまいました。それで、会社側は「鬱になるのを予防するにはどうしたらいいか」というプロジェクトを社内で立ち上げたら、そのプロジェクトリーダーが鬱になってしまったらしいです。他にも鬱になった、という人の話を凄くよくききます。

という話。
「どうやったら鬱になるのを予防できると思いますか?」
そう聞かれて、とっさに私が答えたのは「教育」
そういう発想を自分の中でいままでクリアーにしたことはなかったので、「小さい頃からの教育」と応えた自分に、「そうか、そういう視点もあるよね」と少し驚いたのですが。

鬱になる理由って、人の数だけあります。
でも、突然変異してなるわけじゃない。長い間蓄積されてきた生き方や価値観みたいなのが多々影響していると私は思っています。だから、対処療法で薬を飲んだだけでは、根本的には決して治らず、その先の人生でまた鬱に陥る可能性は凄く高いです。

何故「教育」と応えたか?
それは、小さな頃、子供達は学校や家庭や様々な人との触れ合いの中で、自分なりの人とのコミュニケーションの取り方、意思表示・感情表現の仕方、自分の限界・可能性の感じ取り方/それの伝え方を、自分なりのやり方として確立していきます。

そういう時期に、例えば「ああ、その要求は自分は応えたくないな。」あるいは、「自分の能力ではちゃんと対応できないな。」と心の中で思ったとき、それを相手に伝え、じゃぁどうしたらいいか、というのを相手と一緒に考える、というプロセスを学ばなかったら、会社に入っても、とにかく一人でかかえこんでしまう・自分を心理的にも体力的にも限界に追い詰める傾向を持ってしまう。
「No」という事は悪いことではなく、自分には出来ないことを、出来ない、と相手に伝えることが悪いことでもなく、恥ずかしいことでもない。でも、多くの日本人は凄ーーい無理してでも笑顔で対応してしまったりする。そして、自分がやらなければ人に迷惑がかかるから、ともっともっと自分を追い込んでしまう。そして、そういう風に頑張ることがカルチャーになってしまって、みんながみんなアップアップの状態で、でも誰も一言もSOSを出さない。そしてある日突然倒れる。

小さい頃から、自分の気持ちや能力の様子をみながら、周りにその情報を公開し共有し、自分にできる事、周りに手伝ってもらうことを仕分けながら、みんなが無理せず出来る方法を周りの人と一緒に考えながら、チームワークを構築していく、というのに親しんだら、部下の立場も上司の立場も、親子の関係も、極限になるまで自分や相手相手を働かせる、精神的圧迫を(無意識に)押し付けあう、ということは少なくなるのではないか、と思ったのでした。

でも、そういうのが出来ない世代が学校の先生だったり親の場合が多いから、なかなか教育を通して次世代の子供達にSelf-careの大切さを身につけてもらうのは難しいですよね。
by totoatsuko | 2008-07-07 13:25 | Comments(6)
Commented by yuki at 2008-07-14 08:58 x
以前、書き込みをさせていただいた者です。ちょっと長くなりそうなので何度かに分けてコメントをさせていただきたいと思います。私は学生時代にACと判断されました。が、そのカウンセリングを完了しないまま留学し10年が過ぎます。現在3歳になる息子がおり、常に思うのはACはACを育ててしまうのではないかということです。
Commented by yuki at 2008-07-14 08:59 x
人が求める自分の理想像に演じてしまう自分、NOと言えない自分、何でも自分を責める自分。でも日本の外で学んだのは、日本人とかそんなことの前に自分が自分であるというアイデンティティーを保持すること、自分が自分らしくあること、そういうことが生きる上で一番大切なんだということでした。
Commented by yuki at 2008-07-14 09:00 x
今だにACの自分は言葉に傷つきやすく鬱にもなりやすい。自分をattackしたりbeatするような一言は日常のどこに潜んでいるか分からない。だからなおさらそういうものに息子が負けないようにと、それには小さい頃からの教育がとても大事なのではないかと。すべてにマニュアルがあるわけではないけれど、親業というものを真剣に考えていかなければ人は自分の親が自分にしたようにわが子を育てていくしかない。そしてそれは間違いなく過去の過ちを繰り返すことだと思うのです。私はそんな状況に非常に不安を覚えています。まだ公共の場でそういった教育の場がないのであれば、親が自ら取り組んでいくしかないと思っています。こういった小さい頃からの精神教育や親業の手がかりなるような情報・本などがあれば教えていただければ幸甚です。
Commented by totoatsuko at 2008-07-14 13:21
Yukiさん、こんにちわ。
子育てや自分に対する気持ち、お察しします。
もし、書かれていらっしゃる事に真剣に取り組んでいかれたいと思われているのでしたら、情報集めをするのではなく、「心の深いところまできちんと向かい合うことができる」セラピストを見つけ、ご自身がご自身の心と向かい合われることをお勧めします。

本などからの情報によって頭で理想的な考え方を知識として身につけても、心の本質的な物・これまでの自分の価値観・生き方・人との接しかた -自分とお子さんとの接しかた、は変わらない、と私は思っているのがその理由です。
すいません、ご要望に直接応えることが出来なくて・・・
Commented by yuki at 2008-07-16 09:27 x
アドバイスありがとうございます。今はまだ子供と一日一緒にすごしている状態なのでカウンセリングは無理なのですが、幼稚園に入ったら受けてみようと思っていました。ただ、過去の経験から信頼できるセラピストに会えるのかなぁ、どうやって探すのかなぁという不安はあります。心療内科に行けばいいのか、それとも・・・?東京にいればもっと選択肢が広がったのかもしれませんが。また、来年からはまた日本を出ることになりそうで、そうなると第二言語の英語で自分の気持ちの細かいところまで伝えられるのかなという不安もあったりします。とにかく「向き合う」作業ができるように模索してみたいと思います。
Commented by totoatsuko at 2008-07-16 14:48
心のプロセスをじっくり向かい合ってやってくれる人は、診療内科医でも精神科医でもないです。
信頼できる・自分と相性のあうセラピストを見つけるのは大変ですよね。

現在どの地域にお住まいですか?そして海外はどちらに行かれる予定ですか?
もしかしたら、紹介できる方がいるかもしれません。よろしければ letsmusicing@gmail.com までメールをくださいませ。
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite