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自由になる -お風呂場からのヒント

子供と煮詰まってきた時に移行する最後の場所はお風呂。3人湯船に入ってぎゅうぎゅう、その狭さが、部屋や屋外の感覚と違って、面白い。

歯ブラシや洗面器がオモチャに早変わり。
お湯の中で感じる体の感覚も、声の響き方も、湯気を通してみる世界も、お風呂の外では感じられない感覚。お水、という空気とは違う法則で存在しているものに関わると、自然にかかわり方も楽しみ方も遊び方も怖さも変わる。

水セラピーみたいな(名称は定かじゃないです)のがあって、
例えば足が悪くて自分で歩けない障害をもった人でも、水の中で浮き輪をつければ、自由自在に行きたい方向に動ける、バリアフリーな状態になる。その中で改めて自分の体の感覚を確認したり、自由の喜びを感じたり、self-esteemをはぐくむ、という事をする。

音楽療法や芸術療法のセッションルームもちょっと似ている。
セッションルームの外側に存在する法則とは関係なくセッションという空間や時間は存在している。(それでも、外側のルールを持ち込んで自由になれない人は居ますが、それはそれで自分の気付きとなる)
例えば体が思うように動けなくて、ドラムを「ばんっ」と叩くために腕を動かすのに1分かかる人がいるとする。そういう人は、日常では自分の動きは遅すぎて周りのスピードについていけない、取り残された感を感じていることが多い。でもセッションルームの中の時間の流れは彼の時間の流れが基準になる。彼より早い動きは「早すぎる」し、彼よりももっともっと遅い動きをするセラピストの音が存在したりする。

彼のテンポを基準に音や音の無い状態を紡いでいくことにより、彼が彼自身を取り戻すプロセスを行なう。周りにあわせてせかされて過ごしていると気づけない自分。ここでは、1分60秒ではなくてもいい。1分でこなさないといけないことは何ら決まっていない。彼らしい1分間の過ごし方を見つけることにより、彼らしい1年10年の過ごし方を見出していく。
by totoatsuko | 2008-01-25 16:58 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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