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ブランドレス が好き

東京の街中を歩いていると、もうそこらじゅうにヴィトン、プラダ、ディオール 等々の製品を見かける。(まぁ、街中の種類にもよるけど)洋服だったり、バックだったり、小物だったり。いまや中学生でもフツーに携帯してるみたい。
ニューヨークから数年ぶりに一時帰国した時もその光景衝撃だったけど、
日本になじんで(いるのかどうかは定かではないが、とりあえず本帰国から約1年半)からも、ふと正気に帰った時、私には異様に写った。

NYはお金持ち(高価なブランドを気軽にいくらでも購入できる人たち)が沢山いるけど、歩いていてそんなにブランドのロゴが鼻につくような感じではなかった。だれかれとブランドのロゴを携帯してない。

日本で都会の大学生でヴィトンを知らない人は少ないと思うのだけど、NYの友達に「何それ?」と真顔で訊かれた時は、正直びっくりした。と同時に、そういう価値観も当たり前なのかも、と思った。雑誌ではアメリカのセレブがブランドでかためたファッションをしていて、それをあたかもすんごくオシャレであるかのように(実際オシャレなのかもしれないけど)掲載してるけど、アメリカのオシャレな人がみんなそうな訳ではない。

私は、個人的にデザイナーの才能や細部までのこだわりを感じるデザインや素材が素敵なものはとても好き。肩書きが前面に出ている人よりも、素でその人の存在感が感じられる人が好き。

最高級のブランドを牽引しているデザイナーでしか創れないデザインは、似たようなデザインのものがゴマンとあっても、決して一緒ではないものを感じる。そこに、ブランドのロゴが入っていなくても光っている作品。むしろ、そこにコマーシャリズムや大衆が作り上げたロゴのイメージが付着することにより、その匂いのせいで折角のデザイナーのクリエーティヴィティーが台無し、と思うこともある。 作品そのものよりも、ロゴのイメージという色めがねでみてしまうから。

でも、日本では、「これ(例えば)ヴィトンなの」と主張するようなバックの方が、同じヴィトンでもロゴが入っていないものより売れているらしい。個性のあるバッグがブランドロゴをまとうことによって、ハイクオリティーという保障はつくが、同時に没個性になってしまうように私には思える。

ロゴ付の方が好まれるというのは、個よりも和が大事な日本人の心理を説明するのに道理が通っているのかもしれない。ブランドを持っていると、とりあえずオシャレ度のクオリティーアップ・あるいは平均値はクリアーになる、というような安心感?

場によっては自分の「肩書き」を大きく提示する方が仕事がやりやすかったりするけれど、
そうでない時は素の自分、ブランドに関係なくいいものはいい、と見分けられる感性とその感性を信用・trustすることが出来る自分、そして、ブランドを背おわなくても自分の存在感を示すことが出来る様にありたいとおもう。
by totoatsuko | 2008-01-10 22:45 | Comments(1)
Commented by kawata at 2008-01-15 05:20 x
江戸時代から続くブランド意識
「プレミアム戦略」という本を読んでいて、日本人のブランド意識の高さは江戸時代より構築されたものだと読み取れる内容があった。私自体、海外のブランド品にはほとんど興味がないが、不必要なほどしっかりとしたカバンや不要なほど装飾に凝った洋服にお金をかけるのは、士農工商の最下位にある商人の「イキ」と似ているという論調であった・・なんとなくですが、これは理解できました。
すべてのものは良くできなくとも、たった一つでも人に認められるモノを持ちたい・・そんな気持ちが、私たちが継承している文化の一つからでてきたのかなと思います。いい気づきでした、ありがとうございます。
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