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日本人らしさ -信念の提示

日本人らしさ -信念の提示_d0065558_2336411.jpgP.S 12/15(土)午前中の音楽心理療法ワークショップ、まだ空きあります。
音楽や芸術に全く素養がない方でも、十二分に意味のある時間を過ごしていただけます。

さて、今日の本題。例えば小さな子供を持つお母さんの間で「子供にお菓子やジュースをくれる人たちにどう言う?」という会話が起こった時、
あるお母さんは「アレルギーなので、と言って断る。でも、うっかり食べちゃってアレルギーでなかったらウソがばれちゃうよねー。いちいちアレルギーって言うのめんどくさくなってくるし。」あるお母さんは「そのときだけは目をつむってそのまま甘いものを貰う」と言う。相手の気持ちを配慮する気持ちはよく分かるけれど、それって子供に対して自分の信念を簡単にまげてたり、ウソをついてもOKというモデルを提示してることになるんじゃないかな。相手の気遣いに対して感謝していることを伝えると同時に、自分の価値観は相手と違うんだ、ということを伝えるよ私は。それに、最初の時点で一度ちゃんと説明すると、もうごまかさなくても、あああの人は甘いもの食べないんだ、って割り切ってくれるから後々楽じゃない?こう私が言うと、それって凄いアメリカ人的な考え方、と言った人がいた。(私自身は日本で生まれ育ったのですが。。。)

なるほど、人(相手)と同じ、というのが前提だし、相手に合わせるというのを大事にする文化だから、どんなに礼をつくしてもその後、でも私は違うんです、が結論だと自動的に否定されたような気持ちになる人が日本には多いのかもしれない。あるいは、日本の礼儀よりも個人の哲学を尊重しているとみなされるかもしれない。

Thank you. But I don't give sweets to my children. (ありがとう、でも子供にはお菓子をあげないことにしているの)
Oh, you don't? OK. (あ、そうなの?わかったわ)Any reasons? (なにか理由でもあるの?) 
XO#&CX (これこれ・しかじか)
I see. (ふーん・ なるほど)

というさっぱりした空気には日本ではあまりならない。そういうポリシーを貫く態度に冷たい目だったり、逆に恐縮されたりする。かわいそうに、この子はこんな美味しいものを食べさせて貰えないなんて、ひどい親。あるいは、ごめんなさい私が悪いものあげようとして・そうよねー虫歯になっちゃうし太っちゃうものね、と甘いものを食べる自分が悪いと言われたような気持ちになったり。

私は甘いものを食べる人が悪いとも、甘いものがいけない、とも思わない。ただ、私の家族は家族なりの理由から食べないようにしている、そういうライフスタイルなだけ。甘いものを提示されて私の信念が問われたときに、私はその場限りの対応をするのではなくて、摩擦をおそれず、正直に提示するだけ。

以上は、sweetsと子供の話だけど、自分の信念が問われることって日常よくある。その時、いちいち相手に合わせたり、自分を曲げるのがめんどくさかったり、人と違う自分を確認させられて疎外感を感じるのが嫌だったりして。相手との緊迫した接点を避けるためにあえて自分の信念を持たずに生きている人が日本にはいかに多いことか!音楽療法ワークショップや個人GIMセッションなどを通して、すごくそれを感じる。

信念をきちんと説明すれせば、きっと違いを理解し違いを尊重しあえると思うのだけど、そうするだけのエネルギーがなかったり、うまく説明できるほど自分の信念を自覚していなかったり、となかなかスムースにいかないようだ。

私は日本人なので日本人らしくありたいが、同じだけ自分らしさも大事にしたい、と思う時点で、もう日本人らしさ失格なのかもしれない。
by totoatsuko | 2007-11-24 15:13 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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