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カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

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信念を持った人

詰めていたものがとれたので、あわててネットで近所の歯医者さんを探して行った。
行ってみると、私の歯医者さんのイメージとは、いい意味で全く違う感じのよいところだった。
鼻を刺すような匂いもないし、病院の床にありがちなペタペタしたものは極力範囲狭くしいてあり、ほとんどの所は絨毯がしいてある。

気に入ったし、ここ10年以上歯医者に行っていなかったので、取れたものを直してもらうだけではなくて、このさい色々綺麗にしてもらおう、と決心し通い始めた。貼ってあるポスターとか、HPを読むと、虫歯治療以外のことも色々やっていそうだったし。

ある日、先生が私が何をやっているかという話から、音楽療法は何が出来るのか興味をもたれたので、色々長話になり、彼がどういうスタンスで治療をしているか、どういう哲学をもってどういう内容の治療を患者さんに提案しているか、ということを伺うことになり、ますますこの歯医者さんを気に入った。

例えば、審美歯科・いわゆるハリウッドスターや芸能人のような綺麗な歯の色や歯並びを求められれば、治療出来ますが、その結果かみ合わせが悪くなり、肩や腰を痛めてしまうことがある歯やあごの人には、あまりお勧めしていません。私はまだまだですが、私の先生は歯並びや診察室にくる足音を聞いただけで、どんな人生を送ってきたか(00歳の時、事故をしたでしょう?とか、何を主に食べてきたか、とかどんな成長環境だったかとか)分かるくらいです。だから、患者さんにも、ご自身の歯を大事にされるよう、話をします。なるべくなら、その人が人生をともにしてきた歯に、むやみやたらと「見た目がよくなる」という理由だけで手を加えたくないのです。

壁に貼ってある証明書にアメリカの大学のものがいくつかあったので、アメリカで学ばれたのですか?と尋ねると、大学は日本で、アメリカの大学に集中講座などを取りに行ったりしているのだそう。日本の大学で、上のような理念を教えてくれるのですか?ときくと いえいえ、全然日本はそういう感じじゃないです。技術とか知識以外のプロフェッショナルとしての姿勢の重要性を語る人は多くありません。こういう哲学はアメリカ人の先生から教えられました。だから、こういうこと言う私は最近学会とかで浮いちゃってるんですよね。

やっぱりそうか。
日本って、技術や知識や地位がたくさんあれば、それだけで尊敬されたり、エライって思われる。むしろ、哲学とか信念とかなくても、腕がよければいい、って思ってる日本人はたくさんいるのではないか?だから、日本のプロフェッショナルは、自身の「人間力」を磨かないのかも。

しかしプロフェッショナルを掲げているのなら、その道の仕事が出来るのは当然。
私は、それ+アルファを求める。
だって、私と直接触れているのは、会話しているのは、技術そのものではなく、それをデリバリーする人間だから。

音楽療法も、同じ。
自分の哲学を持ち、それに対して自信をもって人と接しているプロフェッショナル(別に医療関係者にとどまらず、会社経営者にしても、スポーツ選手にしても、料理職人にしても、農業を営む人にしても)に出会うと、とても気持ちがいい。そういう人と仕事を一緒にしたいし、そういう人の手から生まれる食物や料理を食べたい、と思うし、そういう芸術やスポーツを見たいし参加したい。。
by totoatsuko | 2007-08-28 12:56 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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