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私の人生 返して!

d0065558_137918.jpgあなたのためを思って言ってるの。
あなたのためにやってあげているの。

それなのに、何その私に対する扱いは?
私の人生を返して!
ブスッ。

とまでくると物騒ですが、最近はなきにしもあらぬお話。
ブスッ、の形が離婚だったり、家出だったり、問題行動だったり、精神不安定だったり。

とにかく、誰かのために我慢したり、努力して自分を奔走し続けたにもかかわらず、相手に投資した自分や自分の人生が相手から十分に評価されず、見返りも貰えないと気付いた時、怒りは爆発する。その理由は、もっともだ。でも、ちょっとまって、自分を犠牲にしてまで相手のために奔走すること・相手に振り回されることを選んだのは「自分」なんですよ。

ブレイクダウンすると、
1.とにかく相手(子供、親、パートナー、家族、友人)の事が大事で大事で、
2.やってあげたくて、
3.やってあげる。

となる。

1は、相手に対する自分の内面に起こっている気持ち。
2は、気持ちを表現すたり伝えるには、何かアクションを起こしたい、という反応。
3は、2を実行に移すこと。

でも、相手が大事だからこそ、何もやらない、という選択があることも知っておいて欲しい。相手を支える、喜ばすには、何もかもお膳立てしてあげる・という方法だけではなく、自分で組み立てていく、創っていく喜びを学ぶ機会をつくってあげるために、わざと何もせず、時々声援を送りながら、横でアイコンタクトを密にとりながら、その失敗と小さな成功の積み重ねの過程を見守る・認めてあげる、という精神的なサポートをすることの方が、意味があったりする。

あるいは、直接相手のために何かしなくても、自分がステキな生き方をして、
その背中を見せてあげることによって、相手を喜ばしたり、啓蒙できたりもする。

音楽療法セッションで即興演奏や、何か曲をクライアントと一緒にやっているとき、多少テンポがずれることになっても、
相手が音を出す機会を与える、
相手がその空白の空間を埋める喜びを体験するために、あえてセラピストは音を出さず、待ちの励ましの視線と姿勢を提示するにとどめる、
ということがあります。


私の人生返して!
と叫ぶ前に、無意識の内におこなっていた「あなたのために~」の行動を見返してみて、それがいかに自分自身の自己満足のためであったか、自己満足に終わっていたか、吟味してみたらどうだろう?
by totoatsuko | 2007-07-25 14:10 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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