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猿を見分ける

猿を見分ける_d0065558_12451634.jpg子供は 猿一匹 一匹を見分けることが出来るのだそうだ。
大人の多くが、猿A と猿Bの顔つき、体つき、しぐさの違いを見分けられないのは、猿をみたら瞬時に 頭で「猿」 とカテゴライズしてしまい、脳がそれ以上の洞察をしようとしないから。「猿」とひとくくりにせず、一匹 一匹を興味の対象としてみたら、それぞれの猿がとても個性のあるものとして見えてくるのかもしれない。

この論理は結構わたし達の日常のものの捉え方にも当てはまる気がする。
例えば、ある人のバックグラウンド(就職先、職種、学歴、趣味)や、人種を聞いただけで、一定の先入観(色眼鏡)をもって、この人はこういう風に考えるだろう、とか、こういう事に興味があるだろう、とかこんんなタイプの人だろう、とか。

その人に対して全く情報を持っていないときに働く「知ろうとする力」は、ある限られた情報を基にグルーピングすることで、瞬時に格段に弱まって、その人本来の姿とは全く違う人物象を作り上げていく、、、あるいはその人のユニークな面を無視する。

この思考回路は、本能的に(嫌だな)と思うタイプの人と接するときにも働く。
これ以上深く関わりたくないから、その人の話をよく聞く前に、その人をよく知る前に、「だからこの人は~で、いけ好かないのだ」とさっさとグルーピングしてしまい、相手を「個」としてみなさず、自分から切り離す。

別に、これが悪いことだと言っているのではない。
全てのものの個性を知ろうとしたり、相手をするなんてしょせん不可能なのだから。

でも、わたし達は、そうやって無意識に色んなものを選別して、大事なものを見落としてしまっているかもしれない、と心に留めておくべきだと思う。
by totoatsuko | 2007-01-31 21:33 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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