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カウンセリング@代々木上原・ユング ベース 心理療法

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もぐらたたき

もぐらたたき_d0065558_2145435.jpg先日クライアントとGIMセッションの中で話していて私が言った事。まぁまぁうまく例えることができた感じなので、ここで皆さんとシェアします。

自分が「向かい合うべきでない」と無意識のうちに決めている感情がふと日常で浮かび上がったとき、もぐらたたきゲームをするように その感情を即座にオートマティックに 心の奥底に追いやる、そうすることで、自分の感情によって日常生活に支障をきたされないようにしている、いわゆる自己防衛手段。

こういう手段を無意識の内にものすごい頻度で使用しながら日常をおくり、人生を歩いていっていると、自分の感情がなんだか分からなくなってくるだろう。たちが悪いのは、本当に無意識に行なっているから、よっぽどのきっかけがないと、それを行なっている自分に気付くことが出来ないし、出来たとしても、それを自力で変えていくことは難しい。悲しいシーンで涙が出なかったり、怒って当然のところで、さらっと流している自分。泣きたいのに、勝手に自己防衛手段が作動して、泣けない。

そもそも、もぐらたたき のように、感情が出てきた瞬間、何が土から顔を出したのか?どんな表情で出てきたのか?なんで出てきたのか?どんな大きさのものなのか?出てきたものを認識する間もなく、「出てきたから叩いて押し込める」ことをやっていると、自分が何を感じて生きているか分からなくなってきてしまう。


第一、自分はその感情をどうしてそんなに恐れているか、問うてみたことがあるだろうか?
「ネガティブな感情」は叩くもの、地中に押し込むもの、とインプットされて、それを鵜呑みにしているけれど、もしかしたら、自分はモグラと、その感情と友達になれる性質かもしれないのに。

GIMセッションでは、音楽とセラピストとの関係、自分の無意識から出てくるイメージが、自分の無意識の行動パターンを浮き彫りにしたり、例えば、瞬時に心の奥底に葬り去っていた感情を、手にとって見てみる・感じてみるプロセスが起こる。必死でモグラたたきゲームをしている手を休めて、自分の こころ を見てみる事によって、自分が無意識に恐れているものが、あんがい 怖くないものだったり、自分の大事な大事な感情の一部だと気付いていく。
by totoatsuko | 2006-12-26 16:57 | GIM:音楽と深層心理イメージ | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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