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カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

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自分で可能性の芽を摘んでいないか?

「そんなの無理に決まってるじゃん」
「今は ~な状態だから ダメ」
「それは 僕・私にはできない、似合わない」

そう何気なく言って、わたし達はわたし達の可能性を無限に制限している。

例えば、前回の投稿で、自分の時間を持つことを考えなくなってしまっているお母さんとか。
子供が生まれたら外食できない、旅行も行けない、と思い込んでいる友人・知人が沢山いるが、理論的には、ちょっと工夫したら全部できること。子供をだしにして、出来ないことを正当化して自分や周りに言い聞かせているだけかもしれない。
私は、子供が1ヶ月~1歳の間に、ボストンを拠点に、アメリカ南部、アジア各国に子供と旅行出来たし、夜のお出かけも出来てました。

又、例えば革張りの手帳を作ってプレゼントしたとき、贈った相手に、そもそも、よくこんなものを自分で作ろうと思うね、やったことが無いのに、と言われた。でも、過去の自分の皮手帳を分解までもしなくても、よくよく調べてみたら、その構造は分かるし、皮を切ったり、縫い合わせたりするのは、布とは要領が違うけど、出来ないものではない。買って来るのと比べると、時間はかかるし、店頭のものと比べれば ステレオティピカルな整ったたたずまいは出せないが、自分の感性を生かしたデザインを試してみることが出来る。

あるいは、学科の科目が受験で必要がなかった音大に行ったうえ、そこでは中学レベルの教養の授業しか用意されていなかったので、アメリカの大学院を受験しようと思う、と言ったら、周囲は周囲が考える価値判断、思考回路を基に、絶対無理、仮に受かっても、卒業できない、と断言していたけれど、終わってみれば、合格して卒業していた。

ホントは自分はこういうキャラじゃないんだけど、みんなが期待しているから、いつも明るく相談役に回らなきゃ。飲み会も、あんな騒ぎ方好きじゃないけど、やらなかったら場をしらけさせるから、やらざるをえない。転職して~な職種につきたいけど、今の自分の能力や経歴では無理。

医者になって、自分と同じ喘息で苦しんでいる人のためになりたいけど、何度医学部を受験しても受からないから、なかなか前へ進めない。

「こうあれたらいいなぁ」
「こうしたいなぁ」



「でも、今の自分には無理」
「でも、社会や周りが協力してくれない」


自分と周りに対する先入観や、固まったイメージ・評価によって、自分の可能性を極端に限定している人が沢山いる。こうありたい、こうしたい、そのためには、こういうルートや手順をとるしか方法がない、と思っているから。

自分が楽しめない飲み会なら参加しなければいい。場がしらけるかもしれない、それは怖いことかもしれない。でも、自分はそういうのは嫌いなんだ、と周りを「教育」していかないと、永遠に回りは自分を理解しないし、逆に、理解してもらえれば、「この人はこういう人なんだ」と最終的に認めてもらえる (=自分が嫌なことを我慢して行い続けたり、周りが期待する’自分’を永遠に演じ続ける必要がなくなる)。誘う方だって、期待するほうだって、どんなに嫌がっているか分かってないから誘い続けているわけなのだから。

医学部に行って、医者になる、というのも、よくよく考えてみたら、そのルートしか自分がやりたい事を実現できないのか?と問うてみる必要がある。もし、喘息で悩んでいる人のためになりたいのなら、医者という職業以外にも沢山ある。もしかしたら、医者になる事にこだわっているのは、認めたくないけど、自分の見栄やプライドのためだけで、本当に医者でしか出来ないことを自分がやりたいわけではないかもしれない。


自分の思考回路や価値観を柔軟にして、もっと色んな角度で自分や世界を見てみれば、
もっともっとクリエーティブな人生選択ができるし、絶対に出来ない、と思うことでも実現できる。生きる楽しみも増えるはずだ。
by totoatsuko | 2006-12-14 11:43 | 日々感じたこと | Comments(0)
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