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高校卒業率50%

高校卒業率50%_d0065558_17495455.jpgアメリカの大都市に住む高校生の高校卒業率が50%を切るところもある、と記事で読んだ。
アメリカの義務教育年限は、州によって違うけれど、6 ー 7歳~ 16-18歳の幅である。
よって、一応 日本式に計算すると、高校も義務教育となるわけだ。公立の学校は 基本的に授業料は無料。

子供達が学校に行かない理由は、様々。
家計を支えるために働かなくてはならなかったり、子育てや、妊娠で学校どころじゃなかったり。いじめなどが理由の日本とは随分ちがったものだ。(もっとも、以前日本の定時制の校長先生にうかがった、定時制の生徒が学校に来なくなる理由とは共通点があると感じるが)


この記事を読んで思うのは、アメリカは弱いものに優しいようで、実はとてもシビアだ、ということ。私がアメリカにいた時感じたのは、日本にない 個の尊重の仕方、選択しの多さ。
間違ったり、うまく出来なくても、とろくても、どこかいいところを見つけ出してくれて、先生が褒めて育てようとしてくれる。こうでなければいけない、という日本で感じた「枠」みたいなのを感じなかった。

しかし、そのよさを生かせない、活用できない人も沢山いるんだという事に気づかされる。
日本は、自分が無くたって、とりあえず与えられた枠にはまれば、のけ者にされることはないし、それなりに生活していけた。誰かが、標準的な生き方、生きる道のりを教えてくれたりもする。

アメリカは、全て自分次第、という厳しさがあり、それが、きゅうきゅうで生きている者たちにとっては、選択できる選択肢を奪っているのだろう。あまりよくない家庭環境に育って、(もちろんアメリカン ドリームをつかむものもいるが)、でもそこから脱出するために必要な 導いてくれる人やシステムには よっぽどの事がないとアクセス出来ない。

そんなどん底にいる人たちが、日本に比べて圧倒的に多いから、(日本が最近問題にしている「格差」なんて、比じゃない程度の格差がアメリカには存在する)、ソーシャルワークや心理療法などの分野が発達し、そのプロフェッショナルの人口も、サービスを提供する機関も必然的に多くなったのだろう。

日本に帰ってきて、5ヶ月。
なまぬるく生きている自分を感じるが、これが日本を支えてきた空気、よさでもあるのだろう、とこの記事を読んで思ったのでした。(そんな、大多数にやさしい日本の状況もかわりつつあるようだけど)
by totoatsuko | 2006-12-08 17:50 | 日々感じたこと | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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