死生学学会 - Thanatology
「音楽療法が変えうる生と死の色合い」 というテーマで発表することになりました。
日本音楽療法学会では採用されなかった内容だったので、死生学学会で取り上げてもらうのを期待していなかっただけに、嬉しいです。
クリエーティブアートセラピーについての発表は、
一般発表演題のタイトルを見る限りほかにいらっしゃらないので、
質のよい内容のものを、音楽療法って捨てたもんじゃないな、と他の分野の方(哲学者や、医療関係者)に心から感じてもらえるものにしたいと思っています。
ただ歌が人生を振り返り、思い出話に花をさかせる、笑いを生む手伝いをするだけではなく、
ただ死や病からの苦しみから一時的に逃避する手段だけでもなく、
もっともっと心の深いプロセスが、死ぬ本人とその家族や愛する人たちの間で起こり、
その人たちの死への道のりと、死を迎えた後残された人の人生や世界観が、
音楽療法のプロセスを通していかに変わりうるか、
10分の持ち時間で伝えられることは限られているでしょうけれども、
グリーフカウンセラーであり、音楽療法士である視点から、
そのエッセンス、伝えたいな、と思っています。