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セラピストの裏作業

セラピストの裏作業_d0065558_14135476.jpgある人から、セラピストがセッション中に考えている事とか、セッションの後どうしているのかブログに書いて欲しい、というリクエストがありました。

ここで手短に説明するのはとうてい無理なのですが、
セッション中は、
全身全霊を傾けて話をきき、
その人の、自分の、または二人の間に流れる、常に変わり続けるエナジーを感じとり、
微妙なボディーラングエッジを逃さず捉え、
会話をしたり、一緒に音楽をやりながら、自分の心と体と魂が何を感じているかを限りなく敏感になる事により、
その人の心で何が起こっているか、自分という存在は、今この瞬間、瞬間どういう形でその人に関わっているのか、知ろうとします。

このプロセスは、よりその人に寄り添いつつも、流されず、セラピストとしてきちんとした役割を果たすのにかけがえのないものです。

ここで言う私にとっての「きちんとした役割」とは、
その人が本来持っている答えや、回復のエネルギーや、生きる力の源をその人自身が見つけるプロセスを発生させる、補助です。
それは、果てしなく長い道のりになるかもしれない。それでも、とことん付き合う覚悟が体力があること。その人の心の闇に引きこまれてしまっては、もともこもありません。

あるいは、その人に「私からみて正しいことを伝えたり、どこかに導いたりすること」では決してありません。それは、先生や親や友人でも出来ること。


セッションの後は、セッション中に感じたこと、メモし切れなかったことをノートに書きます。
スーパーバイザーに見てもらい、自分のやっていることをチェックしたりもします。

自分の持っている知識と、実際その人と一緒に過ごして感じたことをフルに使い、その人がどういう状態なのか、何を伝えようとしていたのか、どの様な道をどんな風に歩いているのか、いくつかの仮説を作ったりもします。でも、これはあくまでも仮説に過ぎず、その人をより理解し、その人のプロセスにより寄りそうための手段の一つであって、私の仮説によってその人の状態を決め付けることは、決してしません。

ほんとうの事を知っているのは、そのひと自身なのですから、私のもっている一般的な知識にとうていその人を当てはめることができないし、私が感じたこと、考えて結論つけたことは、どんなに気をつけても、私の主観、私の色眼鏡で見ているにすぎません。

また、セッション中に感じたけれど、どうもしっくりこないことなどを、色や音をつかって、消化することもあります。
セッション中に何が起こっていたか、、、
もしビデオにとっていたなら見返しその人の音の意味ををより深く掘り下げようとする時もあるし、なにもとっていなかったら、採ったノートから、もう一度セッションを掘り起こしてみます。


こんなところでしょうか。
by totoatsuko | 2006-08-16 22:16 | Q&A | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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