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解き放つ II

解き放つ II_d0065558_20414913.jpg河合 隼雄のいう 「まず社会があって、それに属する個がある」という一般論。

言い換えて、鶏が先か卵が先か、と問えば
日本人の場合、
親を選べない、
将来どういう生き方をするのか、何を幸せと、何に充実感を感じるかということの決定権が自分にあるとは夢にもおもっていもいないひよこ、
と表現するのは少し言いすぎだろうか。

少し前まで、(ずっと前はまた違う)とりあえず社会の価値観は同じ方向を向いていた。
いい大学と言われる大学を出て、いい会社といわれる所に就職すれば生涯の生活はその会社が保障してくれる。親がよいと思う人とお見合い結婚をすれば、親が死ぬまで精神的な自立は先送りでOK. 親は自分のかなえられなかった夢を子供に託し、子供の幸せな生涯のためにあれこれ道筋を立ててあげ続ける。

つまり、おおきな社会の流れや一般常識とよばれるものに当てはまる生き方をするのが、楽だし、周りともうまくいくし、幸せと感じられる人が多かったのだ。


属するべき集合体の和のために、その生命のために、個は集合体の色に染まり、集合体の一部として行動し、発言する。トヨタが個人主義の塊の欧米企業に勝てるのは、こういうグループ力があるから。同じ100人従業員がいても、トヨタの場合、グループとして1000人分の力が出せている訳だ。

10X10=1000という、個よりも属するグループのために生きてきた人、あるいはそういうのを見て育った人に、
「さぁ、今あなたは自由です!あなたの強みを生かしておおきく羽ばたいてください。」と言っても、その人はきっと困るだけに違いない。だって、自分の強みを個として生かすより、今までとおりグループの一部として頑張ったほうが大きな仕事(の一部になれるし)が出来るし、そもそも、自分に強みなんてないと思う。あったとしても、大したものじゃない、と答えるだろう。
by totoatsuko | 2006-07-26 20:26 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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