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カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

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不眠症と音楽療法 III

不眠症と音楽療法 III_d0065558_134549.jpg先ほど、ふと「音楽」「不眠症」でGoogleしたら、

癒しの音楽療法
f/1 高音周波の音楽をつかった不眠治療
リラクゼーション 音楽療法

等、不眠に対してリラクゼーションを促すのを目的として音楽を有効活用しているものが、たーくさんありました。


余談ですが、その瞬間、「音楽療法士です」と言ったときの、多くの人の相槌を自動的に思い出してしまった。
「ヒーリング音楽かけてくれるんですか/演奏してくれるんですか?」
「あー、音楽で癒してくださいよー。結構ストレスたまってるんで」

(私のやってる音楽療法セッションはかなりイメージと違うんだけどなぁ)と思いながらいつも聞いています。

話は戻って、、、
それで、過去2つのエントリー記事の書き方では、きちんと私のスタイル (この件ではGIM)を説明できていないような気がして、追加エントリーを書くことにしました。

GIMセッションは、深層心理に働きかけるものです。心地よい音楽を受動的聴いてα派を脳に出してリラックスするというよりは、その人の心、体、魂の状態を基に特別に訓練されたセラピストが、その人の内的プロセスを喚起・促進するであろう音楽を注意深く選びます。クライアントは、変遷意識状態 (深いリラクゼーション状態も含む)で、自主的にイメージを見ます。音楽が自分のある部分(意識されていない側面、感情、記憶も含む)と繋がり、イメージになって出てくる。この音楽・イメージ体験を通して、自分の深いところの何かががらりと大きく組み変わったり、全く新しい、人生観・世界観が内面から生まれたりします。

GIMセッションでは内面から心や体の緊張などのバランスが変わるので、音楽を聴いていない時でも、セッションで体験したことの効果は持続しているのです。

言葉によるガイデッド イマジェリー (催眠、誘導)という技法も、リラクゼーションに有効なものとして知られていますが、GIMと全く異なる点は、どういうイメージを見るかは、クライアントに全てまかされている点。セラピストが、リラクシングな場所(さざなみが聞こえる海辺、小川、森林)を言葉で導くのとちがって、GIMセラピストはクライアントの心、体、魂の状態に合った音楽を選ぶことにより、クライアント本人が自分にとって意味のあるイメージを見る手助けをします。

それゆえ、クライアントの音楽&イメージ体験は、深いし、セッションの後から何度も何度もその場所や感情を生々しく思い出し、自分の中で意味合いを発行させていくことが、何度も味わい続けることができる。リラクゼーション音楽でリラックスするのとは、大きく異なるのは、その体験の深さだ。GIMは総合的に、心と体と魂を扱い、それぞれの持つ癒しの力、よりよいバランスをを生み出すことを可能にするものなので、不眠にも必然的に効く、というニュアンスが、前回紹介したケースを表現するのに、しっくりきます。
by totoatsuko | 2006-07-04 01:13 | GIM:音楽と深層心理イメージ | Comments(1)
Commented at 2006-07-31 22:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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