Transformation~ GIMセッションにて

とても とても とても とても美しい transformation (変容)を見せてもらい胸がいっぱいになりました。
ほんとうに美しかった。
それはAbani (仮名)と数ヶ月にわたる私とのプロセスの、最後のセッションでの事でした。
私がボストンを離れるため、終りにしなくてはならなかったのです。
彼女は、このセッションに来る前に持っていなかったけど、今持っているものを
「やさしくて、やわらかいもの」
と説明してくれました。そこで、そのクオリティーをマンダラに描くことに。
私は
Max Reager: lyrisches Andante (Liebestrum)
Mahler: Langsam
をかけ、彼女の描くプロセスを見守りました。
音楽は、彼女の側面が投影されるクオリティーのものだったようです。投影により、彼女がより深く、広くその自分自身のクオリティーを探るプロセスを可能にし、やわらかさのなかに強さがあることを発見しえたと感じています。
彼女が出来上がったマンダラを見て言ったことは、

でも、このマンダラでは、今は、やさしい部分に満ちていて、周りに対してとてもオープンになっている。まわりと比べたり、まわりの目を凄くきにしていた以前とちがって、今はどんどんこの中にはいってきていいよ、っていう気持ち。
やさしい部分をかいていくうちに、この優しい部分を保つには、なにか強いものがひつようだと感じて、中心はあの色を選びました。

硬くて、がちがちな黒いボールから、このトランスフォーメーションが起こるには、さまざまな過程がありました。わたしも彼女と共にその道のりをふりかえりながら彼女のコメントをきいていると目頭があつくなりました。
あんなにがちがちに硬くておもそうでうごきがないSelf(自分)から、
こんなに自由で、オープンで、創造性があるSelfに変わったなんて!
(音楽とイメージが彼女の変容のプロセスをどうサポートしかたについては、またいずれ。。。)
いつも楽しいものではなかった、結構つらいときもあったプロセスをやりとげた彼女におおきな敬意をはらいつつ、彼女の変容と未来に祝福を。
*マンダラは参考図です。
ん~、この文章、彼女のtransformationの意味深さと私の気持ち、うまく伝え切れていないなぁ。。。
by totoatsuko
| 2006-06-12 14:39
| GIM:音楽と深層心理イメージ
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