Transformation~ GIMセッションにて
とても とても とても とても美しい transformation (変容)を見せてもらい胸がいっぱいになりました。
ほんとうに美しかった。
それはAbani (仮名)と数ヶ月にわたる私とのプロセスの、最後のセッションでの事でした。
私がボストンを離れるため、終りにしなくてはならなかったのです。
彼女は、このセッションに来る前に持っていなかったけど、今持っているものを
「やさしくて、やわらかいもの」
と説明してくれました。そこで、そのクオリティーをマンダラに描くことに。
私は
Max Reager: lyrisches Andante (Liebestrum)
Mahler: Langsam
をかけ、彼女の描くプロセスを見守りました。
音楽は、彼女の側面が投影されるクオリティーのものだったようです。投影により、彼女がより深く、広くその自分自身のクオリティーを探るプロセスを可能にし、やわらかさのなかに強さがあることを発見しえたと感じています。
彼女が出来上がったマンダラを見て言ったことは、
「このセッションに来る前は、柔らかい部分は存在していたけど、それを外からの刺激から守るために黒と青でがちがちに覆っていました。あの頃は、本当につらかった。誰も私の心の叫びをきいてくれなかったし、なんできいてくれないの?って思ってました。自分の中の温度もすごく熱いか冷たいかしかなかった。
でも、このマンダラでは、今は、やさしい部分に満ちていて、周りに対してとてもオープンになっている。まわりと比べたり、まわりの目を凄くきにしていた以前とちがって、今はどんどんこの中にはいってきていいよ、っていう気持ち。
やさしい部分をかいていくうちに、この優しい部分を保つには、なにか強いものがひつようだと感じて、中心はあの色を選びました。
どんなものが入ってきても、ぐるぐる回ってその中心の火に届き、火がそれを消化し、やさしい、綺麗なものに変えていく。そしてそれが、まわりの人に届いていく。家族に対しても、いままで持ったことがないようなやさしい気持ちになれる自分がいる。まわりの物をとりこんでいるので、その火は決して消えない。」
硬くて、がちがちな黒いボールから、このトランスフォーメーションが起こるには、さまざまな過程がありました。わたしも彼女と共にその道のりをふりかえりながら彼女のコメントをきいていると目頭があつくなりました。
あんなにがちがちに硬くておもそうでうごきがないSelf(自分)から、
こんなに自由で、オープンで、創造性があるSelfに変わったなんて!
(音楽とイメージが彼女の変容のプロセスをどうサポートしかたについては、またいずれ。。。)
いつも楽しいものではなかった、結構つらいときもあったプロセスをやりとげた彼女におおきな敬意をはらいつつ、彼女の変容と未来に祝福を。
*マンダラは参考図です。
ん~、この文章、彼女のtransformationの意味深さと私の気持ち、うまく伝え切れていないなぁ。。。