ユジャ ワン
ユジャ ワン の昨日のプログラム、
一曲目がテクニック的には初歩的なもので弾けるBeethovenのピアノソナタ。
子供時代を思い出す。そして、なぜかたまたま楽譜Beethoven Sonata集のIIは数ある楽譜コレクションの中から選んで日本、香港を経てNYに持ってきていたので、今朝弾いてみた。演奏会で聴いた曲を翌日自分で弾いてみるのは案外初めてかも。Yuja Wangが乗り移ったつもりで弾いてみる。音質はリアルではついてきてくれないんだけど、、、昨夜のあの感動が蘇る。
Yuja Wangは色んな意味で革新的。いわゆるザ クラッシック ピアニストとは一線を画する感性というか、生き様というか、センス、というか、そういうのを感じる。お辞儀をするときとは、すっごい無邪気な笑顔をする。弾き始める前は、戦闘態勢、っていうか、途轍もないエネルギーが集約されてボルテージが彼女の中で凝縮されていってる感じがする。どうしても”型にはまれない”悲しみと、そこにある普遍的で将来を作っていく真実性と怒涛のようなエネルギー。
衣装の話で彼女の名前が上がることもあるようだけど、そして、その衣装選びだってTraditionalな感覚ではあり得ないものを着ていて、それも彼女らしさ、が出ていてむちゃくちゃ魅力的なんだけど、外見の魅力なんて彼女のほーんの一部で、もっともっと ”持ってる” 感じが私は好き。もっともっと、”予想もしない進化”をしていきそうなところが大好き。カーネギーホール、老若男女で補助席も出てて満席。何曲アンコール弾いたんだろう。ピアノコンサートって音楽を聴きにいくもの、だったけど、昨夜のYuja Wangは、彼女の持っているエネルギーを受け取るtotal experienceだった。
予測できる進化は限界があるが、予測できない進化は無限大。
セラピーのプロセスは今の自分ではイメージできない進化を促すから、セラピスト・カウンセラーとして、そして自分自身の無限の探求にワクワクし、飽きることがありません。
お問い合わせ、セッション予約 は letsmusicingATgmail.com まで。
by totoatsuko
| 2022-04-13 22:23
|
Comments(0)