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Scalable?

Scalable?_d0065558_1303550.jpg心理療法はビジネスとして成り立つか?
あるいは、スポーツジムのように誰でも手軽に利用できる存在になりうるか?

私の直感的な反応はNo.
何故なら、
1.沢山の場所にオフィスを構え、フランチャイズ化して同じクオリティーのものを提供するのは不可能に近い。
セッションの質や内容は個々のセラピストによって異なるからだ。
たとえ、雇うセラピストを「資格」という基準で選別しても、だ。
医師のように、ボトムラインがある程度保障されているものであればよいけれど、(それでも色んな事故がおきている)、今の日本の音楽療法士や、臨床心理士の教育、資格では、なかなかクオリティーの安定が計れない、と感じる。

2.質の悪いセラピーはお金のムダ、と私は個人的に思っている。
例えば、下手なマッサージを受けてもみ返しが起こるのと少し似ている。
実際、私自身のためのセッションなのに、自分のセラピストのことを知らないうちに分析し始めていた事があり、これでは、なんのためにお金を払っているのか分からないんじゃないか、という経験をしたことがあるからだ。


3.セラピストの絶対数が少ない。

4.誰でも払えるようなリーズナブルな値段を提示できない。
いいセラピストを雇うには、それなりの報酬が必要になってくる。ジムのように、大量生産されている器械を卸値で買うのとはわけが違う。それに、便利な立地にオフィスを構えるには、家賃もかかるし、組織を大きくすれば、バックオフィスの人の人件費もかかる。

こちらの心理療法の相場は、1時間$100がボトムライン。$200という人もいる。ただ、セラピストが保険を採用していれば、クライアントが入っている保険の種類にもよるけど、年に12回のセッションまで、50-70%保険でカバーされる。が、12回のセッションである程度のプロセスを成し遂げる事は難しいので、正規の料金を払うことが多くなってくる。

ただ、東京では、1時間7,8千円のマッサージや、ちょっとしたカウンセリングがはやっているし、高価なブランドものも飛ぶように売れているようだから、一概にリーズナブルの値段がいくらか、とはいえないかもしれない。

5.セラピーというと抵抗がある人が多い。
この点は、宣伝の仕方や今後の世間の教育で大きく変わってくると思うけど。一昔前は、ジムなんて誰も行っていなかったし、今だって、田舎に行けば、そんなものに縁なく暮らしている人は沢山いる。


これらの点について、
「少々質が劣っても、多くの人が利用出来る組織を作るのは、今の日本でとても必要とされていると思う。何でも最高級じゃなくてもいい。」

そう言った人がいて、なるほど、と思ったのでした。
例えれば、お米。こしひかりが美味しいのは皆分かっているけど、買えない人がいる。
それに、チャーハンを作るのが目的だったら、こしひかりじゃない方がいい。

だから、買えないんだったらしょうがないよね、代わりに芋でも食べないと、というのではなく、
色んなお米を用意し、消費者が選べるようにすればいい。

こう書いていて、なんだかピアノバーや美容院の指名システムみたいだな。と思ってしまった。セラピストによって値段が違って、利用者が指名する。。。

あるいは、田舎に携帯サービスをつくる。電波は凄く悪いけど、ないよりは全然いい。というのにも例えられるだろうか?


みなさん、どう思われますか?


何故こんな事を考えたかというと、今、日本は本当に悲しい事件がおきすぎていて、
それを聞くだびに、「ああ、もしその人がいいセラピストに出会っていたらならば、状況は変わっていたかもしれない。殺さずにすんだかもしれない、自殺しなくてもすんだかもしれない。」と思うからです。

もっと気軽に、より多くの人がセラピーに行く環境を作れないだろうか?

習い事や趣味、お化粧品や衣類、外食にお金と時間を費やすのと同じくらい、自分の内面のケアに投資する事に意味があることをより多くの人が気付いたら、と思ってしまうのでした。
by totoatsuko | 2006-02-24 13:00 | 日々感じたこと | Comments(0)
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