GIMセッションにおける
変遷意識状態での体験のクオリティーは
その時その時、その人その人で異なる。
より深い変遷意識の層に降りていって
より幅広いdimentionで体験するには
クライアントのセラピストや音楽に対する信頼が欠かせない要素になってくる。
映画 インセプション では、本当に深いレイヤーまで登場人物たちは降りていっている。
映画の中:夢の中の体験 (変遷意識状態でのイメージ体験)を安定して体験することを可能にする不可欠な要素は強力な薬品とマシンに委ねられていた。そこの要素が、まさにクライアントとセラピストで構築する、トリップを始める以前の問題として重要かつ困難でもありうる、非常にヒューマニスティックな要素なのだけど。
勿論、トリップの目的も違う。
映画には描きたいプロットがあって
GIMセッションの場合は、自分の内面を自分でワークする、という目的にそって、セッションの内容は組み立てていく。だから、勿論、変遷式状態にトリップしたいだけとか、変遷意識状態に連れてってもらってトリップ体験事態やセラピストに自分の状態をなんとかしてもらいたい、というスタンスだと、セラピーのプロセスになっていかない、と言える。
トリップしたいだけだと現実逃避を助長させることになるかもしれないし、
トリップして見たものを理想化して、現実とのギャップに苦しむことを生ませてしまうかもしれない。