当事者意識・海洋汚染

海洋プラスチック憲章は、2030年までに、すべてのプラスチックをリサイクルしようと参加国に促すものです。
海やビーチがどれだけ汚染されているか・・・
インドの貧困地区の様子とプラスチックゴミ
the Ocean Cleanup のビデオが少しアイデアを与えてくれるかもしれません。(以下引用)
海に流れ出るプラスチックごみは、年間800万トン以上。海の生き物などに深刻な影響を与え始めています。このNPOは、北太平洋でとりわけ海洋ゴミが多く集まる「太平洋ごみベルト」と呼ばれる海域のゴミを回収するため、新たな装置を開発しました。 全長600メートルのU字型のパイプの下に3メートルほどのスクリーンを取り付けて海に浮かべ、数センチのものから数十メートルの大きなものまで、プラスチックごみを待ち伏せしてくまなく集め、最終的には船が出向いて回収する流れです。 「何度も何度もテストを繰り返して、太平洋ごみベルトにも視察に行った。私たちはごみを回収して、海を綺麗にできると確信しています」(NPO団体 The Ocean Cleanup ボヤン・スラット代表) 今年9月から装置を本格稼働させ、日本の国土の4倍ともいわれる「太平洋ごみベルト」のゴミを、5年以内に半減させたい考えです。(引用終わり)
先日、ビーチクリーンに参加しました。
浜も海も本当に綺麗なのに、驚くほどにゴミ(ペットボトル、ビン、カン、漁業中に流れてしまったと見られる網、有毒な鉛を含む漁業グッズ、ブイ・浮き玉、e.t.c)がビーチの景観を汚すとともに、生態系にも影響を与えていて、結構な衝撃でした。
大人も子供も含めて40人くらいで2時間かけてゴミをピックアップし、分別し、ペットボトルは印字されてる番号からどこの国から流れ着いたかを識別し集計してレポートする。
海が見えない、ビーチに行くこともない場所に住んでいると、海洋ゴミの問題は自分の生活を脅かすものだとは感じにくい。
私たちがビーチクリーンを終えて引き上げようとしている頃、若いカップルが腕を組んでビーチに向かって歩いて行きました。彼らは綺麗なビーチを多分当たり前のように感じることでしょう。
思考だけでは当事者としての感覚は得られません。
誰しもが、恐ろしく汚染されたビーチクリーンに一度は参加して見たらいいのではないか、と思いました。そうすると、理屈よりも、感情が、感覚が、このままではいけない、と自分の内側から突き上げてくるのではないかと思いました。
私たちは、地球に生かされているのですから・・・