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予定調和

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誰かと一緒に何かをする時、
予定調和、という要素はとても大事なときもある。

アクシデントが起きないように、
アクシデントが起きても、すぐに予定通りの線路や場所に戻れるようにリカバリーの方法も綿密に考えてある。

クラッシックバレエの群舞で言えば、
周りから目立たずに群舞としてまとまってみんなで最高に美しくパフォームすることが最優先だ。
一人だけ、才能があるからと、周りより一回多く回転する事は求められていない。

しかし、人生はアクシデントだらけだ。
沢山の要素が入り混じり、自分では全てをコントロールしきれない。


人生は群舞でもない。
群舞を踊っている時もあるだろうけれど
死ぬときは一人 であるように
一人一人の生き様は その人その人で違うのだ。

先日フラメンコを踊っていて、
舞台の上のみんなが ”練習通りに” ”リハーサル通りに” やろうと必死になっているのではなく
全員が全員を信頼しきって、それぞれがその瞬間に出来る最高のことを自分の感情の高ぶりも含め全身全霊で自分のパートに注ぎ込んだことで
あの火花が生まれたのだと、思う。

クラッシックピアノを弾いていたとき、本番で練習通りにできたら、150点。
練習のときはいつも200点出せるように、という意識で練習していても、
大抵 本番では70点くらいしか出せない。

でも、音楽療法を学んで、その上で年齢も重ねて、フラメンコをやって
予定調和を目指さない世界の面白さを知った。

何かハプニングが起きて脱線してしまったら、そこから新しい線路を自分で作って
今まで行ったことがない世界に行くチャンスにすればいい。

そのプロセスを楽しもうと思えるのは、
音大生時代には持っていなかった ”心の構造的な安定感”
音楽心理療法士になるために経験した自分自身のための心理療法のプロセスと、
その経験から学んだ、自分の経験をよりしっかりした心の構造のために糧にするスタンスと大いに繋がっていると思う。

クラッシックの演奏をしていた時も、
どうせ練習通りに本番演奏できないのは分かっているんだから、
それなら本番に練習通りの力を発揮しようとする、というマインドではなく
あとは、その時のホールの雰囲気と自分をブレンドさせて練習してきたことに化学反応を起こさせるだけ
というスタンスであったら、そんな視点を持っていたら、わたしのあの頃の演奏も違っていただろうに。。。

物事 絶対予定通りにいかないから、
そのハプニングが起きるのをむしろ待っている、
自分を見知らぬ世界に導いてくれたり、自分の持ってるものを引き出してくれるものとして。
そしたら、ハプニングが起きたとき、
大変かもしれないけど、
それに対処したり自然と呼応する自分の感情を肯定しながら楽しめるんじゃないかな。



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by totoatsuko | 2018-02-07 21:56 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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