ちゃんと向かい合う 逃げない 戦う 勝ち取る 仲間を作る
で済まされない、許されない風潮が少しづつ見受けられる。
ハリウッドの大物プロヂューサーだって、自分はsexual harrasment, sexual assault はやっていない、合意のもとだった、と言い張っている。
自分が持っているパワーを乱用していた、という自覚すらない。
もしかしたら、この業界では、それが ”当たり前” だと思っていたから
あるいは、そうせざるを得ない自分の心の闇の存在に無知だったから
そういうことが続けられたのかもしれないし、否定できるのかもしれない。
そんなことを考えていたら
何も大物プロヂューサーと若い女優の間、
大きなパワーを持っている人とそうでない人との間だけで起きてるようなことでもない、
と思う。
パートナーが悪気もなく浮気しても、見て見ぬ振り、知らぬ振りをする、
暴言、暴力を受けても、生活を荒げないようにしている人たちの話はよくきく。
そんな経験、求めているの?
誰も望んでそんな関係を築きたくないはずだけど、、、
女優としてやっていきたいなら、役を得て、今後のキャリアに道が開ける可能性と、
いっときの(あるいはある一定期間の)最悪な体験(ずっと心には残り続けるが)を天秤にかけ
キャリアを選びなら大人しく従っていた方が話しが早い、と考える。
自分に対して最悪なことをする人なのに
完全に信頼する相手には程遠い相手なのに、
時に、とても面白くてチャーミングでサポーティブだったらどうする?
若くて、キャリアがなかったり、生活が不安定だったら、乗っかりたいと思ってしまう、その心理がよく描かれてたのはこのNew York Timesの記事
子供を育てるにはお金がかかり、
自分一人の収入では受けさせたい教育を受けさせられなそう
もしかしたら、話をすり替えられて、子供すら自分から取り上げられてしまうかもしれない、
と思っていたら、黙って夫婦関係に波風立てない方がいい、という計算をするのもサバイバル。
訴えたところで、この業界の常識知らないの? と責められたり
作り話してこんな才能ある有名人を陥れようとしてるの?
それぐらい我慢できる範囲でしょ、
みんな我慢してるんだよ、と言われたりして
さらにトラウマティックな体験をしてしまうと、さらに自分が立ち直れなくなるし
自分は何も悪くないのに、社会から抹殺されてきた人がいかに多いか。。。
アメリカは変わろうとしているが本当に変わるのか?
日本は変わる気があるのか、、、
変化にはいつの時も、大きな痛みが伴う。
まずは未来の大人の手本となっている ”現在の”大人たちの一人一人の意識や生き方接し方が変わらなければ。
お問い合わせ は letsmusicingATgmail.com まで。
by totoatsuko
| 2017-10-31 11:34
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