どのくらいの頻度でセラピーに行く?

と聞かれることがある。
いつもこんな風に答えている。
個人差はありますが、だいたい10セッション1クール というイメージです。
10セッション当たりで、自分の問題に気づき、向かい合い、取組み、深め、新しい自分へ一皮かれてきます。
ただ、1クールはあくまで1クールで、どの程度変わりたいかにより、
何クールやりたいか、というのは変わってきます。
次に頻度ですが、もし心のプロセスを深めたいなら、
1か月以上は間隔をあけないようにお願いしています。
1か月あいたら、
セッションのなかで気づき始めた自分が向かい合いたくない事実から
”逃げる” ”目をそらせる” ”別の話に作り替える” ”気づく前の自分に戻る”
というプロセスがどうしても起きてきがちです。
ですから、セラピーに来るのは毎週でもいい訳です、必要であれば、そして必要な場合は。
2週間毎 というのが私の所に来ている方の中ではよくみられる頻度です。
例えばピアノのレッスン。
初めてピアノを習う場合、(あるいは他の初めて習う事、何でもいいです、想像してみてください)
月1回レッスンにくるのと、毎週来るのでは、上達や理解のカーブが違います。
同じ曲を弾けるようになるのには、
毎週通えばレッスンに来る方がより効率的に積み重ねられますが、
月1回だと、必ずセットバックがあるので、
結果的に毎週通った人よりも多くレッスンを受けないとひけるようになりません。
なにせ ”初めて” やることですから、
レッスンとレッスンの間にどういう風にすごしたらいいかさえ分からない状況なので
サポートがないとできるようにならないのは当然です。
もう基礎が出来ていて、自分が習いたいものが明確で、自分の練習の仕方も確立していれば、
上に説明したレッスンの頻度と上達の関係性とはまったく別のストーリーです。
セラピーを2クール以上やった方は、
ある程度自分の心との向かい合い方を習得されているので、
その後は、自分が必要と感じた時にご予約をいただく、
という形でセッションを利用していただいています。