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自分に対する支配力を持たせない

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あの人がこう言った

自分はなんてダメな人間なんだろう
あんなひどい言い方して あの人のせいで 凄く傷ついて立ち直れない

そんな風に ”自分で” ”他者に投げかけられた言葉や価値観や態度を使って” 
自分をダメにしたり、自分の行動を制限しているのは ”自分” なのだ。


例えば
自分が深く信仰する神様が 言った言葉
親が言う言葉
小学生が 大人の自分に言う言葉では
自分の心の受け止めかたが全く違う。

全能の神がおっしゃられていること 親(その人の親との関係が反映されますが)が言う事・・・ と受け取るのと
まだ成長過程で他人の言葉を借りて言っている小学生の言葉 では 自分にとっての重みが違って当然だ。

それは、自分がその言葉に重みを与えているからなのだ。
自分が、どのくらいその人物から影響をうける状態に 自分がしているか、なのだ。

神は絶対だ、親のいう事は正しいものだ、等 無意識に相手を 自分の上においていて、
その上の立場の人が言う言葉は 自分を潰すような内容でも 真摯に受け取っている場合があり
結果 心が蝕まれたりしている。

同時に、みずしらずの小学生の言葉には、自分の中で何も重みを感じないから
単なる子どものつぶやき としてパーソナルには受け取らないでいられる。
無知が故に、未熟さがゆえに、そんなことが言えるんだね、と。

発言者が 神であろうが、小学生であろうが、上司であろうが、教師であろうが、親であろうが
その言葉を ”自分が病んでしまうような受け取り方をしない” 選択ができたら
心は少し楽になるかもしれない。

”その言葉が ”絶対” であるように その言葉に力を与えているのは 自分自身なのだときづけば
そんな受け止め方をする自分 を変える一歩を踏み出せるかもしれない。
自分の無意識の受け止め方のパターンを本質的に変えるのは大変な作業だが、
少なくとも セラピーの場では可能だ。

神の言葉であろうが、親の評価であろうが、上司のコメントであろうが、自分を病ませる方向で受け止めるべきではない。

その人はそのように受け止め、そういう言い方を自分にした。ピリオド。
その言葉を自分の中で反芻して、自分のムードをコントロールさせてるのは紛れもない自分である、ということ。

自分がとても大事に思っている相手からひどい言葉や評価を浴びせられたら
それはそれはものすごい打撃を受ける。当然だ。

自分の中で、相手の存在が大きければ大きいほど。
自分がそれまで 相手の言葉に価値を見出していればこそ。

だからといって、その人のすべての言葉に自分の心を翻弄させなくてもよいのではないか?
翻弄されたら、もしかしたらその言葉の内容に有益なものが含まれていたとしても
それらを抽出し自分なりに消化することなんてできないし、
よりよい自分になるためのチャンスだって失われてしまう。


無意識に 誰かの支配力を自分の中で増幅させてることがある。
自分を苦しめて張本人は、自分であること。自分で、他者に自分を支配させていること。
そういう事にきづいて、やめる事ができたら、自分の人生を自分の手に取り戻せるかもしれない
その変化の過程を完遂するのは とても大変なプロセスではあるけれど。



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by totoatsuko | 2016-11-16 09:01 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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