ピラティス - 自分の体を内観する方法の一つ

より深くピラティスの理論を学び実践していく中で、ピラティスは心理療法とよく似ている、と思いました。
音楽心理療法は、無意識、という 自分では意識できない領域にある自分の感情とか、思考パターン、行動パターンに気づき
気付くことで、今の自分を苦しめてる、不都合を生み出しているパターンや 過去や現在の世界の捉え方を ”変える” ことが可能になります。
ピラティスは、自分の骨や筋肉について 解剖学的な知識を得て、その視点から自分の体をみて、
不健全な形になっている骨の配列の状態を変えたり、
何層にも入り組んで絡み合っている筋肉の連携が効率的に働くよう促し、
関節まわりの体の部位の可動域を広げる、
呼吸と動きを連動させる、
等のピラティスの動きを日々エクササイズすることで、自分の体の内部を”内観”する力が養われて
体の状態をよりよいものへ変えていきます。
心理療法でも、ピラティスでも、
心の状態を変える
今までの姿勢や体の使い方の癖を変える
というのは、いずれも、誰かにやってもらうのではなく
自分で変わるための努力を自分の心や体をつかって実践する、
自分主体で 生まれ変わっていく
のは、とても大変な作業で、時にとても苦しく辛い状況を自分で乗り越える自己責任の覚悟と努力が必要
という意味で、共通している、と感じています。
例えば、ピラティスの中で、ペルビックカール という基本的な動きがあるのだけど
骨盤を前傾させたり後傾させたりするもの。
骨盤をそういう風に動かそうと意識したことなんかないし、
それをやるにも、腹筋群と股関節の屈曲筋群が発達してないし、連携していないから最初は全くできない。出来ないのだけど、理想的な動きとポジションにむかって、意識を集中させて、動かないものを動かそうとする過程は、結構苦しい。けれど、続けていると、それが出来るようになる。 これが出来るようになると、普段の基本的な姿勢のありかた、体の在り方が根本から変わってくる。
自分の心理構造を変えるプロセスで、時にとても苦しく、自分の中で大きな葛藤を抱えながら辛く、自分の中でバトルしながら気が狂いそうになりながら、これを乗り越えていく、そんな”過程”があります。
薬を処方してもらったり
マッサージしてもらったり
”誰か”に当面の症状を ”鎮めてもらう” という
自分の症状の治療にたいする受動的な要素とは本質的に異なる。
自分が苦しくなる状態を ”自分で” 作らない心の構造になる
骨や筋肉の状態、体の使い方 が出来る自分になる。
体験して、しばらく”本質的”に”本格的”にある一定期間実践し続けないと
これを実践することでどういう変化が起こり、
自分にとってどんなにいい状態になれるのか、
本質的に何をやるものなのか、
というのが分からない、という所もピラティスと心理療法は似ている。
フラメンコを習い始めて そろそろ8年目くらい。
体の軸 内側の筋肉?がしっかりしていないことで、動きにキレがないとか、バランスを崩しやすいとか
そういう事は 自分の中でずっと課題としてあったのだけど
結果的に、
長年抱えてきた、自分の体に対する課題が少しずつ改善されて自分の踊りにもプラスになっただけではなく
体形が変化しただけでなく、
体の使い方も、
根本的に自分の体の内部に対する意識にも変化が起こっています。
(今週末本番が控えているのですが、以前のように最後の追い込み練習をかけているとき体のあちこちが痛くなってスポーツマッサージ に行かないと体が持たなかったのが、今回は痛みが生じないことに驚いています。)
ピラティスは、ジョセフ ピラティス という人が第二次世界大戦中辺りの時代から施術していたのですが彼の存命中は 医療従事者になるための資格を彼が持っていなかったために、なかなか広く正当に評価されませんでした。
現代では、欧米でアスリートから、高齢者のリハビリの領域まで扱える、専門性が高い領域になっています。
音楽心理療法、マクロビオティック、気学、に加えて、
今 ピラティス という新たな軸を自分に融合させ始めていくことが出来て、とても感謝です。
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by totoatsuko
| 2016-10-10 17:41
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