人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

コミュニティーに属している感覚 2

コミュニティーに属している感覚 2_d0065558_1194932.jpg
学生たちの幼少期からの済かさねの日々の重みを、自分の幼少期の経験と重ねながら 
公演を楽しみました。

かつて属していた、そして、おそらく心理的には今でも属している
プロの音楽家たちが幼少期に通るような 強烈な音楽家の卵としての日々 のようなものを 
それぞれの形で経験したことがある人達によって支えられている文化、というか 
形成されているコミュニティーというか

そういう場にたまに立ち寄ると、
自分がどんなところから来たのか、というのを思い出させられます。
今の私は、音楽家でもなんでもないし もう あの頃から随分遠くにきているのだけれど
それでも あの世界で生きた自分 というのは 何等かの変容をへて私に内蔵され続けているのだ

と思います。

あの頃は今のようには自分の状態を見る事ができていなくて、ただが練習にむしゃらだったけれど、
思い返せば辛いと思う事の方が多かったのだけれど
辛さの色合いはほとんど消えて、何か違うもの、私の大事な経験の一部 という認識になっている事はとてもありがたい事です。場合によっては、辛さやトラウマな経験は、自己肯定感の低さを助長して、自分をダメにしてしまうからです。

そして、
素晴らしい音楽家たち 素晴らしい舞台を作っている人達 伝説の人達が属しているコミュニティーの 
とてもとても広い意味でだけれども そのコミュニティーの一員だった という個人的に感じている感覚は
なにか 私を守ってくれているような 支えてくれているようなものなのだ と帰路につく電車の中で 音楽の余韻をかんじながら気付いたのでした。


ところで、

オペラ こうもり のストーリーは、コメディーでばかげていて、笑えて、分かりやすい。
トゥーラントゥッド の有名なアリア(すごくドラマティックなメロディーなんです)を 
いきなり求愛者(昔別れたはずなのに、既婚者になった自分を たまたま夫が不在の時尋ねてきた男)
が歌い始めて

ちょっとやめてよ、その高いシの音を出されると、私 ついふらっとなびいちゃいそうになるんだから、
という掛け合いの所は最高に噴きだしていしまう瞬間でした。


学生の頃、 オペラはクラッシック音楽の総合芸術、と言われても何のことが分かりませんでしたが
全ての楽器、声、舞台芸術、演出、裏方の大工さんたち、合図を出す人達 などが一つになって作り出される舞台のすばらしさを この年齢になって 私なりの形で その有難味や素晴らしさの重みを appreciate できるようになった気がします。


ニューヨーク メトロポリタンオペラ の公演は日本の映画館で上映されていて、舞台裏のシーンや関係者のインタヴューなど 盛りだくさん。 興味のある方にはおすすめです!


アメリカ発 幼児のための音楽教育 Music together @ 代々木上原クラス 無料体験 受付中。
マクロビおやつ付き。

音楽とアートを使う心理カウンセリング Guided Imagery and Music (GIM) session についてはコチラ
by totoatsuko | 2016-03-02 11:07 | Comments(0)
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite