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グリーフカウンセラー (Grief Counselor)

グリーフカウンセラー (Grief Counselor)_d0065558_4461213.jpgうれしかったこと。

昨日、The American Academy of Grief Counselingから、Grief Counselorの資格の認定をいただきました。

Grief counseling (グリーフカウンセリング)という資格は日本ではないようですが、私が会員になっている、日本死生学学会、の学会誌には私がグリーフカウンセリングのドクターコースで勉強していることと似た分野の内容が掲載されているのをみました。

グリーフカウンセラーの役割は、本人、家族が関わる町のコミュニティーや、社会への働きかけです。なぜなら、家族、町や社会単位の様々なサポートが、死を取り巻く人達にとってとても大切な要因でもあるからです。


私の知っているアメリカでは、Grief Counselorは、病院、ホスピスで専門職として雇用されています。仕事の内容は、主に死を目の前にしている人とその家族、大切な人を失った人の心のケアです。

一言に”死”といっても、色々あります。
自殺、殺人、事故、病気、流産、中絶。

これらをとりまくのは、様々な”喪失””変化”。それは人の心に大きな葛藤を生みます。
大切な人の失い方によって、また、その人との関係によって、その”喪失”から受ける影響は全く変わってくる。

日本では、こういうことはとてもパーソナルな事なので、専門家を立ち入らせる余地がない雰囲気ですし、これまでは、何かと人のサポートシステムが機能していたのだと思います。しかし、核家族が進み、地域との関係も昔と比べて変化してきています。専門家が関わる事が必要なケースも増えてくるでしょう。


この分野を学ぶ事で、心が感じる”喪失””変化”について、少し洞察が深まりました。
なにも”死”に直面しなくても、私達の人生は、変化(=古いもの喪失と新しいものの受け入れ)に満ちている。

幸せな結婚をしたつもりだったけど、それによって生まれた”束縛””役割”などによって、独身というアイデンティティーを捨て、既婚者という新しい自己アイデンティティーを自分なりにつくっていかなくてはならない。障害のある子供を持つことによって、自分が描いていた家族像を修正しないといけなかったり、自分自身が事故にあって、障害をもち、描いていた人生とは全く違う道を歩まなくてはならなかったり、夢を諦めなくてはならなかったり、加齢によって変わってくる家族、会社、社会での役割の変化にある日ふと気がついて、受け入れられなかったり。

例えば、補助がないと食事ができなくなってしまったお年寄りの心。
どんなに歯がゆいか、想像した事がありますか?
ながいながい人生を一生懸命歩み、一人前の大人としての自信とプライドを持った人が、若い介護士に助けてもらわないとスプーン一つ口に運べないなんて!
どれほど沢山のものをこの人は失い、それを心の内にためているか。当たり前、と期待・認識している事が出来なくなってしまう事の悔しさ、いきどおり、あきらめ。


グリーフカウンセラーとしての学びを、音楽療法士としての深みにつなげたいと思っています。
by totoatsuko | 2005-11-19 04:16 | Comments(1)
Commented by reader at 2005-11-19 20:33 x
congratulations! that is great. i look forward to reading more about your activities. reader from london
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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