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絵をかくこと

絵をかくこと_d0065558_13471826.jpg私は 音楽心理療法のセッションに来始めた人に、次にセッションに来るまでの間に、好きなスケッチブックと好きなクレヨンや色鉛筆を買って、セッションで描いたように ”心のなかの事” を色にしてみる作業をアイデアとして伝えることがあります。

昨日のワークショップでも、参加者のみなさんに伝えました。

即興で気持ちを音や声にしてみるという事もセッションで使う方法の一つで、それをやってみるのも面白い試みだと思うのすが、日常の空間で ”音を出す” ことが難しい状況もあると思うので、 絵、なのです。

絵をかく、 というか、 
”自分のために” 画用紙にむかって色を置いていく 
ということは、自分の中の無意識の事象を色彩化していること、
ともいう事ができます。

それは、ドイツの心理学者・精神科医であるユングが
夢は無意識から自分へのメッセージなのだ と言っていた事と通じるところがあります。


自分が意識できないこと、気づいていないこと、
心の構造や癖や壁やパターン が、 夢 や 絵 という言語でないものに投影されている、
と考えるからです。

それゆえ、セッションでは描けたのに
キャンバスと画材道具をそろえたものの ”かけない” 
何か ”自分一人では” 自分と向かい合えない という自分に気づく人もいます。


ひたすら ひらすら 紙を色や形で埋めていく
その作業をしている事を通して なにか自分の心の雰囲気や様相が変わってきて
少し平穏な気持ちに戻れたり 何か自分に必要なアクションを思いついたりすることもあります。

キャンパスにたされていく色を ”見る” という行為は
キャンパスに投影された理性では気付いていなかったり、否定してきた自分の気持ちを 
”受け止める” 
という行為だともいえるからです。

人は、気持ち を受け止めてもらったら 聞いてもらった
その気持ちの色合いが変わっていく事がよくあります。

同時に個人のセラピーセッション中で起こる気づきを一人での作業に期待すると、苦しくなります。

セラピストと共にイメージをみたり、即興で音を作ったり、色でイメージをつくるプロセスを通して、
一人では体験できないような深さの感情体験をし、

さらにそれについて ”セラピストと話をすること” で、 
自分が創作したものが 自分の気づいていない”何” と繋がっているのか見つけたり、
必要な心理的なプロセスを理性や思考に落とし込んで理解していくので、
それを求めて一人で自分と向かい合っていると、行き詰ってしまうだろうとおもいます。


やり方を学んで、一人で出来る程度の心理プロセス、その程度のものであるのなら、
訓練された経験を積んだセラピストの存在は必要ないですから。


それでも、自分のために画用紙に向かってみる というのを、
苦しい時、頭に血が上っているときに時間を過ごす方法のアイデアの一つとして私は挙げたいと思います。

自分と自分の感情だけのための時間をもつ。
その色や形や絵は、何を語っているのか。
主語を 自分 から 絵にシフトして絵を感じてみる。

もしかしたら、そこからの具体的なメッセージや意味を自分でよみとれなくても
描くこと自体が自分にいい作用を起こしてくれる、と感じるかもしれない。


深層心理のこと、感情の事、自分の事をもっと探究してみたくなったら、
セラピストの部屋の扉を叩いてみるのもいいかもしれない。

心の中の世界は広い。
自分の心の中に闇や汚いものがあってもいい、 そう心から思える境地にはなかなか至らないけれど
少なくとも 逃げ回ったり 蓋をしたり 否定したりするための”労力” (結構エネルギーがいることなのだ、自分を否定する、ということは)が軽減できたら、 もっと自分のためにそのエネルギーをつかえるようになるとおもう。






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by totoatsuko | 2015-08-24 14:05 | Comments(0)
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