ヒロインジャーニー:メドゥーサは全ての人の中に住んでいる

これまでのお話し1 2 3
中絶、様々なタイプの虐待、自傷行為、摂食障害、精神的なものからくる身体症状、ハラスメント
メドゥーサの怒りと遠吠え、睨み殺す視線は、私たちの心の中で起こっている。
人を攻撃するような行動をとらないように、自分の内にある痛みや悲しみ、怒りはを封印している”つもり”でも、あのメドゥーサの威力を思い出してほしい、、、しらないうちに、それは自分の身体症状や、自分自身や他者に関わる方法やスタンスに反映されているのだ。
ヒロインジャーニーでヒロインたちの生きる真の目的は、
ステキな王子様と出会って、幸せな結婚をし、王様の妻、王子の母という座を得る それだけのものではない。
闇の世界のエネルギーを吸収し、自分のものとして使いならし、
いざというとき、例えるなら野良猫がとっさにわが子を攻撃してきたときに一瞬にして守れる力を得る事。
己の内なる声に耳を傾け、己の痛みや恐れと向かい合えるようになること。
自分だけでなく、他者の話も傾聴できる叡智と母性の器を兼ね備えた女性・クイーンになる事。
メドゥーサ を ヒロコ という名前に置き換えてお話しを作ってみると・・・
ヒロコは、エミの叔父さんに強姦されていました。
エミはその現場を見て恐ろしさのあまりその場からとっさに逃げましたが、
男性に対する怒りがふつふつと沸いてきました。
一方ヒロコはその日を境に事あるごとに周りの人や物にあたりちらし友達も家族も離れていきました。
彼女の発する言葉は、強烈にみにくく、巧みなまでに相手の心をずたずたにするものでした。
そんなヒロコをみて、エミの心は痛みはじめました。
自分はレイプされたことはないけれど、
男社会で成功するために女性であることを捨てて生きてきた自分は、沢山の部分を自己否定してきた、と。
ヒロコはいつもイライラしていて、いつも不満を抱えていて、世界は自分の敵のように感じていました。
でも、どうしてそうなのか自分は気づいていませんでした。
自分がイライラしていることさえ気づいていなかったのかもしれません
心が穏やかな状態がどうであったか もう彼女には思い出す事が出来なかったからです。
ある日、彼女は、ふとみたショーウンドーに自分が人を罵倒している醜い姿が映っているのをみました。
それは、自分が思っている自分の姿とは全く異なっていました。
彼女は、彼女の心の中を絵にしてみました、そして音楽にしてみました。
それは、見るにも耐えないほどの痛々しい色彩と、聞き続ける事ができなほど悲痛な音でした。
怒りに飲まれている状態では、自分がどれほど怒っているか、というのは気づくことはできない。
自分で自分の怒りに気づき、感じ もう一人の客観視する自分が育たないと。
それが、怒りに人生をめちゃくちゃにされないための、自分の怒りをmasterする第一歩。
愕然とした彼女は、怒りに支配された人生を変えたいと思いました。
エミも、男性社会で成功し地位を得ることだけではなく、女性であることを楽しむ生き方をしたいと思いました。
さぁ、そこまで気づいたら 自分なりの方法をみつけて 元の世界に戻ってくる旅を始めなくてはなりません。エミとヒロコのヒロインジャーニーは続きます。
(終)
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