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助け合い行動

助け合い行動_d0065558_15362976.jpg 元陸上選手の為末大氏

”子どもの頃に競争を避け、順位をつけない教育を受けた場合、大人になってから助け合い行動を取らない傾向があるという話をこの間聞いた。とても面白いと思って理由を聞いてみた。

理由は子どもの頃競争をせず順位もつけなかった場合、明らかな差を目にすることが少ないので人間の能力は平等であるという考えを抱きやすいのだという。もし人間の能力が平等であるならば、優秀であるかどうかは努力次第で決まることなので、優秀でない人は努力をしてこなかった人ということになる。だから困っている人を助けない傾向にあるのだという。(続く)”

と書いていたのを読んで

私は、どうして卒業後は困ってる人のためになる仕事がしたい、と大学時代に思ったのか思い出してみた。
そして、私は、競争したり、順位をつけられるような経験を子どもの頃にしただろうか? とも考えてみた。

困ってる人、というか、助けが必要な人のために働く仕事がしたい、と思ったのは、子どもの頃、自分の弟が長期にわたって入退院をくりかえしていたり、その周りにいる家族、親族がてんやわんやしているのを見てきたから。

順位とか、競争、に関しては・・・
ピアノの世界で厳しくトレーニングされる中で、
上には上がいるし、
どんなに自分なりに努力しても掴めない技術やセンス、それに運がある

為末氏が書いている、人間平等じゃない、というのは子どもの頃から何となく気づいていたかもしれない。

だけど、自分の努力が足りないのだ、という思いも強かったと思う。
ピアノって、ある意味孤独な楽器で、
スポーツのように仲間とタッグを組んで勝ちにいく、という経験は、私はしなかった。

これでいい、と自分に対して思った瞬間、
クラッシック音楽の世界では、
素晴らしい音楽を作ることをあきらめている事になる、と学んでいたから。

それに、ピアノで敵わない人が沢山いる世界にいても、
自分よりできない人の気持ちを小学生の頃に察することが出来ていたか? といえば、
そうでもなかったと思う。

自分に厳しく、そして、助けを求めず頑張る、ことは学んだけれど

”助け合い” が出来るようになったのは、この子どもの頃の経験だけじゃないな、と思う。

そんな子ども時代があって、年齢を重ね、それなりにいろんな経験をして、
その上で
とても辛くって自分一人ではどうしようもない状況になって、
家族にも助けてもらえる内容ではない状況になって
自分が我慢すれば、、、では済まない状況に追い込まれたとき
私は、初めて周りの人に、自分から助けを求めることを始めたのだと思う。

そして、自然と、周りの人に対して、自分に出来ること(職業としてではなく)を還元していく
持ちつ持たれつ(共依存、という病的ではない関係で)の共助の関係を築いていけるようになったのではないか
と思う。

同じ経験をしても、そこから学ぶ事、感じること、発展させていく事、は人ぞれちがうので
子どもの頃に競争する経験をすることが、共助の精神の土台になる人もいろだろうし
そういう経験をしなくても、競争経験がある人と同じような感覚を持つかもしれない。

今日、この日が成り立っているのも、みんなに支えられているから、
そう心から思うようになったのは大人になってから。
感謝です。


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by totoatsuko | 2015-03-17 16:03 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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