頭がいい とか いばる とか・・・

「頭がいい、ってどういうこと?」 って聞いてみたら、すぐに即答できず、しばらく考えていました。
「頭がいい」「頭が悪い」 と思った状況を詳しく聞いてみると
何かを自分よりうまくやったり、巧妙だったり、自分からみてアホくさい事をしていたり、ドジだったり、
そんなとこらしい、というのが分かったので、
じゃぁ、そういう言葉をつかえばいいんじゃない? という話をしました。
頭がいい、と言ってしまったら、その人の全てが素晴らしいように聞こえてしまうし、
その言葉を使う方も聞く方も勘違いもしやすくなるけれど、
実際頭がいい、と言われる人が、道徳に即している生き方をしていたり、
自分にとっても周りの人にとってもまっとうと思われる決断をいつもしているとは限らない訳なので、
そういう語弊含む言葉は私は好きじゃないな、と思います。
人は頭のよし悪し (回転?試験が出来ること?計算高い事? 何なんでしょう、この言葉)だけで言動をきめているのではなくて
その生き方は、心の状態 の影響だってとても大きいのですから。
別の機会に
あの人はリーダーだからって威張って大きな態度をとっているけど、
大して大きい組織のリーダーじゃないくせに威張ってて変てこりんだ、という趣旨の事を言っていて
何が気に入らないの? と聞いたら
威圧的に一方的に話を進められた事とか、
自分の話を聞こうとするフリをして全然聞く気がないように感じられた所が嫌だった
という事だったので、
それは、属してる組織の大きさに関わらず、立場に関わらず、やらない方がいい事だよね、という話をしました。
家族という小さな単位の中であろうが、一国の大統領であろうが、
自分は権力をもっているんだ 自分は君より上なんだ、という印象を与える言動が相手に嫌な思いをさせる事には変わりないですよね。
(そういう行動が、自信をもっていて頼りがいがある、とか、ポジティブに捉えられる場合や人もいると思いますが。)
そして、いばる、という言葉からだけでは、何に腹を立てているのか分からないから、
もうちょっと具体的に説明してくれると、あなたの話を聞いている人があなたの気持ちや考えている事を理解しやすくなるよ、
とも伝えました。
それに、その人全体が嫌だな、って思ってしまうのではなくて
具体的にこういう点はいやだな、と、全体をみながら部分を捉える、という事をする助けにもなるのではないでしょうか。
どんな言葉を無意識に意識的に選んでいるか、という所に、その人の内面や価値観が投影されているように思います。
言い換えれば、使われた言葉をネタに対話を深めていったら、
自分や相手が考えている事、感じている事の背景が見えてくることがあります。
ーしかし、そういう背景はとてもプライベートな事で、自分以外の人に見られたくない、知られたくない、場合もあるので、取扱いには要注意。
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