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親のための 新しい音楽の教科書

d0065558_1972634.jpg親のための新しい音楽の教科書 若尾裕(著) 
サボテン書房、読みました。 オススメ! 

目次
1.楽しい音楽
その行為は音楽か?音楽に感情を張り付ける、教育現場を支配する「楽しい音楽」ほか

2.こども用の音楽
こどもは断れない、こども用の音楽、なぜ大声で歌わせるのか、幼稚園の歌はなぜハ長調ばかりないのか、バイエルの欠陥

3.壊れやすい音楽
群れたがる、あいさつや贈り物を気にする、不思議なひとたち、非ニューロティピカルな音楽をさがして

4.はずかしい音楽
歌う事に抵抗を感じる日本人、音痴の生涯、はずかしい音楽がはずかしくなくなる場所、音楽の商品化とはずかしさ

5.むずかしい音楽
ふたつの「むずかしい音楽」、「平易なものからむずかしいものへ」という常識、五音は三音より複雑なのか

6.へたくそな音楽
へたくそとはいったいなにか、へたくそが生まれたわけ、へたくその逆襲、へたくそ万歳

7.わらべうたと唱歌
理想の子供像を歌に投影する、日本の音楽教育のはじまり、近代化の根幹をなした音楽教育、固着としての君が代

8.標本の音楽
発明された音楽教育、音楽が本来持つ非学校性、「情操によい」のあいまいさ、音楽の管理、学校の必要性

9.音楽はいいものか
なぜ音楽に親しませたいのか、モーツァルトの場合

10.音楽の見取り図
それぞれのナラティブ、音楽論をふりかえる、もう少し健全な音楽のあり方はあるのか




著者が音楽療法の世界でも活躍されている方であり、またクラッシック音楽の教育もうけてきて来られた方なので、クラッシック音楽家の名前が沢山でてきたり、暗黙の了解的に書かれているクラッシック音楽の歴史の変遷、みたいなところは 一般の方には少しとらえにくいかな、と思ったりもしますが、それ自体が重要なポイントではないし、出来るだけ平坦にか書かれているので、さらっと読めます。

教え込まれる音楽、だけではなく 自分から好きになって学んでいく音楽  への扉が日本の子ども達に開いていたら、と思います。そのためには、子どもに一番身近に関わっている親が、 自分が持っている ”音楽とは” という先入観をいま一度吟味してみる必要があるかもしれません。

ちなみに、私は 音楽療法を学ぶまで、 教えられる音楽、ミスが許されない音楽の実践 しか 自分の物として体験したことがありませんでした。 そういう特殊な世界での経験も 言葉ではつくせぬほどかけがえがなく 私の感覚の一部であり 大切にしているものですが、まだ20代の内にそれ以外の音楽の音楽があること、それとは別の音楽との関係の築き方があることを知れた事も私の宝の一つであります。

すべての小さな子どもを持つ親御さんに、これから子どもを持つ人たちに、あるいは、子どもはいないけど、自分と音楽の関係性や自分が受けてきた音楽教育に少しでも? がある人には、この本に書かれている事はとても興味深い内容だと思います。




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by totoatsuko | 2014-08-31 19:32 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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