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ハウルの動く城 -感情を感じるスイッチ

ハウルの動く城 -感情を感じるスイッチ_d0065558_12403145.jpg ハウルの動く城 を見ました。 (ネタバレです)

イギリス作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔法使いハウルと火の悪魔』 が原作だそうです。

ロード オブ ザ リング、ナルニア物語、スターウォーズ、神話や言い伝えられた話などに起因する壮大なスケールでお送りされている物語を 人の心の闇と光 という視点でとらえながら見ていると、沢山の共通点があり、人の心の構造の普遍性を感じます。

ハウルは自分の心臓 - ハート を 流星に与え、火・カルシファー として生きる生命を与える。
ハウルは、その見返りに、より強力な魔法が使えるようになる。

それが、ハウルと流星が結んだ契約。

そして、ハウルは無い心を埋めるために、無意識に 多くの人のハートを奪い、人の人生を翻弄する、
ハウルに心を奪われた心臓の持ち主は、ハウルを追いかけまわす。
ハウルは、偽名と魔法を使い、ハートの持ち主達から逃げ回る生活を送っている。


一見、ハウルは心理的に問題があるような人物にえがかれていないのだけど、
彼の魔法の師匠の、このままでは彼は悪魔となってしまう、というコメントでなるほど、と思う。

一見 何も問題がないように見える。
本人だって、なにも気付いちゃいない。
さわかやで、かっこよくて、やさしくて。

でも、分かっている人には分かっているのだ、彼の心の中の闇が刻々と彼を飲み込んで行っているのが。
そして、手遅れになってしまうことも。


契約をむすんだのも、最初は、たわいもない子どもらしい気持ちからだったかもしれない、
もっと上手に魔法を使えるようになりたい、という。それが、知らないうちに、負の力・悪魔と繋がったことによって、心おだやかに暮らせない生き方を まちがった魔法の使い方を 無意識にして 自分の首をしめていることに。


最後のシーンでは
お互いを拘束しなくても、契約を結ばなくても
カルシファーはカルシファーとして、ハウル達のために魔法を使うことを自ら望み、共に生きる。
ハウルは、今までと同じように魔法をつかえなくても、守るべき人、愛する人、自分を本当の意味で支えてくれる人たちと、誰からも追い掛け回されることなく、平和な日々を送りはじめる。


誰しも 心 を持っている。
誰しも 感情 がある。

でも、何等かの出来事を通して、 何らかの理由で、
感情を感じない ように生きる事を無意識に選択して生きている人も沢山いると思う。

あまりに辛い出来事がありすぎた時、心を無にすることで、感情を感じないスイッチを作ることで
これ以上痛みを感じなくて済むような 自己防衛システムを自分の心の内部に構築する。

だからと言って、本当に痛みも 喜びも感じない心になっているのか、 といえば違って
例えば、麻酔を打った体のように、ただ感覚がなくなっているだけ。

感覚がない、というのは怖い事で、
感覚がないところに、もっともっと痛めつけられるような体験を重ねたら、
自分が気づかないうちに、もっともっと心は痛めつけられることを許してしまう事にもなる。

心の痛みの感覚がないから、痛めつけられている対象から自分を守る 逃げる、 などの主体的な選択が出来ないのが、ほんとうに怖いところなのだ。

本当につらいとき、
一時的に自分の心を守るために感情のスイッチをオフにする、だけど、ちゃんと戻せる意識と心の選択。
自分の心を感じながら、大事にしながら、
心の痛みや感情の渦に翻弄されない、
同時に、感じるものー痛みも苦味も味わえる心の体力を育んで、感情を感じながら生きる事を楽しむ、
そういう事は、可能だ。

治療をするための麻酔 で、一時的に痛みを感じない状態になっているならいいが、
逃避のための感覚を殺すスイッチを入れっぱなしにしてずーっと生きていたら、心が大変なことになっていく。

でも、それも 無意識に行っている事が多いから、
そういう状態になっていっている、というのは、自分のことなのに、自分ではなかなか気づきにくい。




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by totoatsuko | 2014-05-26 13:05 | GIM:音楽と深層心理イメージ | Comments(0)
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