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おわってみないと分からない

おわってみないと分からない_d0065558_12503117.jpg友人が、知人の話をしていて・・・

ある程度裕福なおうちで、小学生の頃、お子さんがとても優秀でいい私立学校に入学。だけど塾や学校でいじめにあって大変な時期に遭遇。最終的に転校して、大分おちついたのよ。

と聞いていたから安心していたら、久しぶりに連絡があって、家庭内暴力がスゴイと。
刃物を振り回したり、殴る蹴るは日常で、兄弟も両親も青あざだらけ、近所の人が虐待通報するも、大丈夫だ、と親が警察を返してしまうので、収拾がつかなくなってる。

優秀だともてはやされたこども時代があるのは素晴らしいことですが、親に刃物を振り回し、社会からひきこもるしかない人生の展開が、その輝かしい時代の先にあるとは、想像もしなかったでしょう。 人生、何がよくて、悪くて、というのは、終わるときにしか分かりませんね。いや、死後もその人に対する評価が変容するので、終わってからも分かりませんか・・・

少なくとも、自分が自分の人生がどうだったか、という自己評価は、
肉体の命が閉じるときに、何かを感じるでしょう。


そういえば、先日のある殺人事件。
被害者はストーカーにあっていて、警察に届け出をだし、
警察が勧めるまま転居をし、住民票の閲覧制限もつけたけれど
一方で、相手と連絡を取らない方がいい、という警察の勧告にもかかわらず、ストーカー相手からの電話をとったり、面会したりしていたらしい。

どちらのケースも、周囲に今現状が大変なんだ、って相談してるけど、
同時に、自分が辛い状態である現状を ”変えるため” に
決定的な決断と行動はとっていない、という事。


ちゃんとしたセラピーに行って、自分に向かい合って自分の気持ちが分かって、
自分に必要なアクションをとれるような自分に変わったら、
相手を変えることは出来ないけれど、
相手との関係を変えるための言動をすることが出来るようになると思う。


共依存関係のこわさ。
病的な関係であり、
お互いにとって悪い影響しか与え合っていないのに その関係性を”変える事もできず”、
相手と一緒にいることに恐怖や嫌悪を感じるのに、一緒に居続けることを ”消極的” にでも ”選ぶしかない” 心理構造。

自分がいないと、相手がダメになっちゃうんじゃないか、という思い込みとか、
無意識に、相手に愛されている、という錯覚や、かわいそうな自分を演出することで自分のidentity や存在意味を支えていたり、、、理由は様々だと思いますが。。。


私も、実体験から、病的な関係から抜け出すことの難しさは本当に理解できます。
まず、病的な関係だと気づいていないから。

何事にも言えることですが、事の深刻さに気づかないと、
それに対してアクションがとれないですよね。

辛いな~、と思っても、人生辛い事いっぱいありますし、いちいち辛いからって、辛い事をやめては、本当は自分が努力して乗り越えなくてはないらない事も乗り越えられないと思ったり・・・ それぞれの人は、それぞれの理由をつけて、共依存な、あるいは、虐待関係を続けてしまう。


親に暴力を振るってしまう事でしか自分の気持ちを表現できない子どもも、かわいそう・・・というか、残念というか。親は世界で唯一自分の味方になってくれる存在でもありうるのに。深層心理では 親に認めてもらいたくて、構ってほしくて、、、そんな気持ちがあるかもしれないのに。 

相手が大事なのに、”その気持ちが相手に伝わるように伝えられない”
自分の気持ちを 自分がまず理解して、そして、相手に分かるように伝えられない
ただ、自分のイライラや自分の心の問題を相手に押し付ける事でしか、その気持ちを抱える事ができない、消化できない、

というのは、みんなに支えられて生きている人間の一人としては、哀しいんじゃないかな、と思います。


心理療法家としては、セッションの中で、心の欲求に耳を傾けていく先に、心と頭と、霊的な感覚と、肉体のニーズ、それらが納得した方向性を、 本人が 見つけていくプロセスを大事にしています。

自分の心が自分で手に負えなくなって、自分の言動が翻弄されて、結果的に相手を傷つけたり、
無意識のエゴや怒りや悲しみのエネルギーによって操られて、本当は望んでいない決断をしながら生きていくのは、苦しいと思います。


幼少期の親子のかかわり方、周囲の大人とのかかわりは、
本当に子どもの将来に大きな影響を及ぼすと思う。

こどもは、親の 背中 から、無意識のようにいろいろなものを吸収し
そして、属している社会の価値観も吸収していく。

勿論、それだけが人生を決定はしませんが、
それが将来、一人の人間として自分が判断して色んな決断をして、成長し、発展してく為に必要な基準というか、踏み台というか土台というか、そんな部分に関わっている事は確かだと思います。


家族は何十年も家族だから (家族関係を解消したり、離脱する場合もありますが・・・)、お互いに対してその時、その時で思う気持ちは変わるし、関わり方だって変わるものだと思うけれど、根底に、通奏低音のように、揺るぎない相手を大事に思う気持ちや信頼感は持ち続けることができたらいいな、と思います。
by totoatsuko | 2014-02-24 12:45 | Comments(0)
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