事実をみつめる

以下は映画のHPに載せられているこの監督のコメント
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10万年もの耐久性がある世界初の放射性廃棄物の最終処分場を造るオンカロ・プロジェクトは、建築学的にも哲学的にも、これまでのどの先人の試みをも越えるものです。現代の異様な解決法は新しい何かを表しており、我々の時代の象徴になると思っています。
記録しがいのある(暴きがいのある)現実が1つの実体のみで構成されているとは思いません。むしろ、現実とは、その解釈によって決まる、解釈の余地があるものだと信じています。つまり、私は、どのように現実が解釈できるか、解釈されているのか、その可能性とそれを構成するものに興味があるのです。
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事実をちゃんと知って、一人ひとりがどう考えるか、現実をどう解釈するか、どういう未来をつくっていきたいか、不自由なのは嫌だから、現状維持したいから、自分が死んだあとの事は考えない事にするのか・・・
10万年、何も変わらなかった地球上のものは存在しない。
地球の誕生から現在まで、およそ50億年という月日が流れています。
そして、いまからおよそ400万年前に猿人が現れ、
80万年前にジャワや北京に原人が現れ、
次に15万年前にネアンデルタール旧人、
3万年前にクロマニヨン新人が現れた、と専門家たちの研究からわかってきています。
人類らしきものが地球上に現れた400万年前を、
地球の誕生から現在までを1日経過したとたとえるなら、
人類は、ほんの1分前に現れたことになります。。。
人類が現れてから400万年間に、10万年サイクルの氷河期が繰り返されているとのこと。
これから6万年以内に気温は下がり、地球は数キロ以上の厚みの氷で覆われるのだそう。
こんな何万年、という単位の定規で自分の命を考えたら、人間の心の迷いなんかを考えたら、
なんだか、今生きている感覚が変わっていきそうです。
それは、投げやり になる、という意味ではなく、
人間の真剣な悩みも悲しみも喜びも感動も、
何億年という時と空間の中で転がされているような、守られているような、、、
いずれは絶滅するであろう人類の歴史の一部で、
与えられた何か大きなるものからのタスクをしっかり生きないと、と思うのでした。
参考までに
いのちの食べかた our daily bread
今 私たちが食べている食料は、 どこで生まれ、どのように育てられ、どんな風につくられているのだろう?オトナ達も、学校も、社会も、私には教えてくれなかった事でした。
by totoatsuko
| 2014-01-24 22:58
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