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ペトルチアーニ 再考

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ミシェル ペトルチアーニ

彼が、精神的に安定した人だったら・・・
もっと健康に気を付けて、もと自分を大事にすることができたら、
オカネや名声やオンナに頼らなくても、自己肯定感を本質的に持つことが出来ていたら、、、
長生きできたんではないかと思う。

たぶん、そういう風な生き方するのは、”あの”ペトルチアーニじゃないし、
彼のあのような音楽はうまれなかったのだろう。

彼は、彼の生きたいように生きたし、幸せだったと思う。

だから、こんな仮定は意味がないのは百も承知なのだけど、、、

ああいう生き方をしなければ彼がその才能をもって世を沸かせることが出来なかった、とは思わなくて、
もっと精神的にヘルシーで、もっと人に自分に正直であっても、
それは、それで他から抜きんでた音楽や、
もしかしたら音楽にとどまらない何かを、
もっとたくさんの人に、もっと長い年月をかけて影響を及ぼし続けることが出来たのではないか、

と思うのだ。

世の中には、人がうらやむ境遇や才能なんかを持っていても、
意識化されていない自信のなさや、物事にたいする偏見などが、
その人のいろんな言動を形成し、コントロールして、それが人や社会とのかかわり方に反映されて
その人とまわりの人の人生をつくっていく。

自分に対する自信を子どもの頃にはぐくませてあげる環境をつくってあげたいと思う。

そのためには、まず、親が 言葉で説教するんじゃなくて、背中をみせなくっちゃ、と思う。

人がどう、と人と比べて自分が出来るから自分に自信をもつ、
他者と比較して自分の存在を確かめる、

という方法ではなく

例えば、自分が頑張ってやったことに対して、その自分を自分で讃えることができる、
たとえ結果が伴わなくても、だ。

よくやった自分、頑張った自分、
それを、人は褒めてくれなくても、自分でちゃんと認めてあげることが出来る、
そして、それを土台に次も頑張ることができる、

そういう心を、子どもたちにがはぐくむ機会を持たせたい、と思う
そういう言葉がけや背中を提示していきたい、と思う。
by totoatsuko | 2012-10-16 14:06 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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