みんな一生懸命生きている

初めて小学生の運動会を保護者の立場で見ました。
かかる音楽は、放送部の高学年の子どもたちが決めているらしく、知らない曲ばかり。
でも、どれも競技や出し物? ダンス などの雰囲気やテーマにあっていて聞いていて楽しかったです。
運動会の定番の天国と地獄は流れなかったけど、トランペット吹きの休日はリレーで流れていました。
知っている曲もまた、運動会気分を盛り上げてくれました。
不覚にも、高学年の組体操を見ていて、涙があふれてきました。
音楽が盛り上がり、心に訴えて来るものがあり、
子どもたちは、40人くらいで、本当に見事なピラミッドをつくりました。
下に支える人たちがいて、その人たちがいるからこそ、
高い高い、空まで届きそうな一番上に立つことができる人がいる。
相当練習したんだろうな~、という私の想像とか
何が何でもやるんだ、という子どもたちの表情から読み取れる団結感とか
仲間を思いやる表情とか
何より真摯で偽りがなくて一生懸命なところ。
きっと、日常ではいじめっぽい事とか、アイツは気に入らない、とか、
個人的な感情や、日々の辛い思いは沢山あるのだろうけれど、
そういう気持ちを持ちつつも、色んな気持ちを抱えながら練習して、
各々温度差がありつつ、一つの方向にみんなが向かう。
そして、毎日 まいにち 日々この子どもたちと向かい合い、
ひどい喧嘩もし、笑いもし、様々なことを共有しながら、乗り越えながら育ててきた保護者の方の気持ちを自分なりに想像して、
10数年前は自分では何もできないほやほやの赤ちゃんだった子どもたちがこんなにも立派に育ったんだ、
と思うとわが子ではなく、直接知らない子どもたちの事なのに、胸が熱くなりこみあげてくるものがありました。
美しい一瞬の姿は、晴れ姿。
日常は、いっぱいいろんなことがある。
でも、その一瞬の喜びや感動が、明日から始まるまた地道な毎日を一生懸命自分らしく生きる、
一生懸命、真摯にとりくむ力になっていくんだろうな。
by totoatsuko
| 2012-10-01 22:50
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