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アート フェア Tokyo

3月の最期に Art Fair Tokyo に行ってきました。
毎年 有楽町の国際フォーラムで開かれる展示。

様々なジャンルのアートが一堂に会しています。
美術館のように、何か絞った展示のテーマがあるわけではないので、
雑多に とてもユニークで パワフルなものが ならんでいて、
時には 作家自身がブースに立っていることもあるので、
気軽に 作品を目の前にして本人と対話が出来るのも魅力です。

ブースで画廊の人やアーティスト本人とお客さんが話している内容も興味深い。

でも、アーティストの恰好がエキセントリックすぎて
作品にもうちょっと近づいてみてみたいとはおもうけど、
作品に集中できないようなきがして、なんとなく気がひけて、
それに、アーティストから受ける印象と、作品から受ける印象のギャップも大きく
なまじご本人がいるのも、自分なりのアート鑑賞を楽しむには難しいと感じたブースもありました。


ブースの間をくねくね くねくね歩いていきながら、気になるブースに立ち止まってゆっくり見る。
その作品や作家の背景を読む。

作家がどういう哲学をもってその作品をつくったのか
作家がどういう生き方のポリシーを持っているのか
どういう素材をつかって、どういう場所でつくったのか

作品の背景を知ることで、その作品から受ける印象がまったく変わってくる、
受け取ることができるものが、広がる面白さがあります。


逆に言えば、ぱっと見は面白いけれど、
作家の中に何か確固としたものを見つけることができないものは
なにか薄っぺらく、その場のその瞬間でおわるようなものもあります。


でも、また その薄っぺらさ、軽薄さ、心に残らなさ というのも作品の個性だとおも思う。
いつまでも受け取る側に余韻を残さない軽さ、重みはないけれど、瞬間的に強いインパクトを与え消え去ることが出来る、 それは、そうでない作品が持つことができないユニークな特徴。


その昔、歴史に名が残る印象派の画家たちが彼らの印象派的な作品を発表し始めたとき、
業界からも、一般からも非難ごうごうでした。

いつの時代でも、半歩1歩先を歩くのはクールとみなされやすいけど、
3歩先をいく人は、多くの人には理解されにくく、

力あるもの、既得権をもっているもの、変化を望まないものたちから
投獄されたり、批判されたりしながら潰されたりされがちなのでしょう。

そして、それをはねのける、あるいは 生きのびる 強さやしたたかさなどがあるものが、
その攻撃や否定という負のパワーをも糧にして、
真に世界や世界の価値観を変え、成長させてきたのかもしれません。


一見 多様な価値観がより認められやすくなった世の中ではありますが、
一人一人の人間が体験しているものはどうなのか、
この文章を書きながら考え始めました。

本当に違いや、個性を、主体的に尊重しあう精神が育ってきているのでしょうか?



このアートフェア、毎年この時期にあります。
メインのスポンサーが 世界的にもアートや音楽のスポンサーとしても名が知れているドイチェバンク、で、日本の企業の名がほとんどない、というのも興味深い。

会期が3日間と短いのですが
めずらしい野菜が並んでいるマルシェで実際実物を手に取りながらモノをみるように 
世界で活躍する今が旬な作家たち(のほんの一部だと思うのですが)の作品とお手軽に出会える機会なので、今回もとても楽しませてもらえました。
by totoatsuko | 2012-04-18 19:02 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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