ピアノ と 電子ピアノ
最近幼児とのピアノレッスンの依頼がありやっています。
今のところピアノはなく、でも購入しようかどうしようかまよっている、
夜中でもいつでも好きな時に弾けるように、
高級な電子ピアノを買うか
アップライトのピアノに消音機能(消音に切り替えると、ヘッドホンで電子音に変換されたピアノの音がきける)をつけるか、
アップライトピアノに、電子音に切り替わらないけど、ほんとうにちょっとの音しか出ないようにコントロールすることが出来る消音機能をつけるか
選択肢に悩んでいる、という話になりました。
ピアノも、いい電子ピアノも場所をとるから、何を選択するかは家の中の風景を変える、大きな決定ですよね。
しかも、本当に子どもがずっとピアノを弾き続けるかは、親には決められない、コントロールできないとなると・・・
私の中では、ピアノと 電子ピアノは、
例えば林檎を買う時紅玉にするか ジョナゴールドにするか という感じではなく、
林檎が食べたいか、違う果物が食べたいか、という感覚です。
タッチも違うし、出せる音色の幅も違うし、音がそもそも生か電子かで違う。
それでも、30万円くらいの電子ピアノだったら、随分疑似ピアノ体験ができるかんじかな、と思ったりしたのですが、年末実家にかえってグランドピアノを弾いてみたら、アップライトピアノとグランドピアノでも、鍵盤の重みや音色のニュアンスが雲泥の差でした。
だからと言って、ピアノを習うなら生ピアノではないといけない、とは言い切れない、と思います。
ピアノを弾くこと、ピアノを習う事に何を求めるか、というところに何を選択が決まってくると思います。
ある調律師さんは、電子ピアノと生ピアノは、ボールペンか習字に筆、というくらいの違いがある、と例えたとか。 たしかに、どちらも何かを書くことは出来るけれど、表現できることは、全くちがう。
ボールペンが出来る可能性を極めたければ、ボールペンを楽しみたいのならそれもよし
習字が習いたいなら、それもよし。
ただ、ボールペンでは筆でかくようには筆文字はかけない、ということ。
筆文字のようなものが表現できない、とは思わないけれど。
私は、個人的には自分でクラッシックを弾くならやっぱりグランドピアノで弾きたい。
今はもう昔もっていたテクニックが失われていて、あの頃出せていた豊かな音色は出せないのですけど、弾いていたら、やっぱりそういう音を紡ぎたいと思う。深みや澄んだ音。キーボードではクラッシックを弾きたいとおもえない。
音楽療法の場でも同じ。
生ピアノのセッションとキーボードでセッションするときは、全然その音に自分が任せている役割が違う。
キーボードしかない環境で、生ピアノがあったら~ と思いながらキーボードでのセッションをしたら、キーボードが出来ることをフルに活用できないと思う。
今の職場にあるもの、全部キーボード。
家にあるものアップライト。
実家で久々にひいたグランドピアノ。
全部、違う果物、別物 なので、楽しみ方も使い方も、それとの関係も全然違う、
というか、あるもので楽しむためには、自分がそれぞれの可能性を認識して、関わり方をかえざるをえない、ともったいないと感じています。グランドピアノだったらこういうことが出来るのに、なんて思いながらないものねだりしながらキーボード弾いても、楽しめないですから。
############
パークサイド広尾レディースクリニック (広尾駅から徒歩3分) で、毎月第一土曜日の午前中
アート素材や音楽を使ったリラクゼーションセッションやってます。
次回は2月7日。 参加費 3000円
土曜の朝、静かな自分との対話や、自分を解放する時間をもってみませんか?
ご予約は クリニックへお電話やメールで直接お申しこみいただけますが、
内容のお問い合わせやご予約は 私宛 letsmusicingATgmail.com でも受け付けています。
音楽心理療法・ Guided Imagery and Music 個人セッション (HP)も、上記のメールアドレスより受け付けています。体験談はコチラ
子ども向けアートWS、アートベースの活動をのせたブログはコチラ
1月2月は、第3土曜日の午後です。
今のところピアノはなく、でも購入しようかどうしようかまよっている、
夜中でもいつでも好きな時に弾けるように、
高級な電子ピアノを買うか
アップライトのピアノに消音機能(消音に切り替えると、ヘッドホンで電子音に変換されたピアノの音がきける)をつけるか、
アップライトピアノに、電子音に切り替わらないけど、ほんとうにちょっとの音しか出ないようにコントロールすることが出来る消音機能をつけるか
選択肢に悩んでいる、という話になりました。
ピアノも、いい電子ピアノも場所をとるから、何を選択するかは家の中の風景を変える、大きな決定ですよね。
しかも、本当に子どもがずっとピアノを弾き続けるかは、親には決められない、コントロールできないとなると・・・
私の中では、ピアノと 電子ピアノは、
例えば林檎を買う時紅玉にするか ジョナゴールドにするか という感じではなく、
林檎が食べたいか、違う果物が食べたいか、という感覚です。
タッチも違うし、出せる音色の幅も違うし、音がそもそも生か電子かで違う。
それでも、30万円くらいの電子ピアノだったら、随分疑似ピアノ体験ができるかんじかな、と思ったりしたのですが、年末実家にかえってグランドピアノを弾いてみたら、アップライトピアノとグランドピアノでも、鍵盤の重みや音色のニュアンスが雲泥の差でした。
だからと言って、ピアノを習うなら生ピアノではないといけない、とは言い切れない、と思います。
ピアノを弾くこと、ピアノを習う事に何を求めるか、というところに何を選択が決まってくると思います。
ある調律師さんは、電子ピアノと生ピアノは、ボールペンか習字に筆、というくらいの違いがある、と例えたとか。 たしかに、どちらも何かを書くことは出来るけれど、表現できることは、全くちがう。
ボールペンが出来る可能性を極めたければ、ボールペンを楽しみたいのならそれもよし
習字が習いたいなら、それもよし。
ただ、ボールペンでは筆でかくようには筆文字はかけない、ということ。
筆文字のようなものが表現できない、とは思わないけれど。
私は、個人的には自分でクラッシックを弾くならやっぱりグランドピアノで弾きたい。
今はもう昔もっていたテクニックが失われていて、あの頃出せていた豊かな音色は出せないのですけど、弾いていたら、やっぱりそういう音を紡ぎたいと思う。深みや澄んだ音。キーボードではクラッシックを弾きたいとおもえない。
音楽療法の場でも同じ。
生ピアノのセッションとキーボードでセッションするときは、全然その音に自分が任せている役割が違う。
キーボードしかない環境で、生ピアノがあったら~ と思いながらキーボードでのセッションをしたら、キーボードが出来ることをフルに活用できないと思う。
今の職場にあるもの、全部キーボード。
家にあるものアップライト。
実家で久々にひいたグランドピアノ。
全部、違う果物、別物 なので、楽しみ方も使い方も、それとの関係も全然違う、
というか、あるもので楽しむためには、自分がそれぞれの可能性を認識して、関わり方をかえざるをえない、ともったいないと感じています。グランドピアノだったらこういうことが出来るのに、なんて思いながらないものねだりしながらキーボード弾いても、楽しめないですから。
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パークサイド広尾レディースクリニック (広尾駅から徒歩3分) で、毎月第一土曜日の午前中
アート素材や音楽を使ったリラクゼーションセッションやってます。
次回は2月7日。 参加費 3000円
土曜の朝、静かな自分との対話や、自分を解放する時間をもってみませんか?
ご予約は クリニックへお電話やメールで直接お申しこみいただけますが、
内容のお問い合わせやご予約は 私宛 letsmusicingATgmail.com でも受け付けています。
音楽心理療法・ Guided Imagery and Music 個人セッション (HP)も、上記のメールアドレスより受け付けています。体験談はコチラ
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1月2月は、第3土曜日の午後です。
by totoatsuko
| 2012-01-15 13:01
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