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坂の上の雲

NHK・坂の上の雲、を12月から見始めました。
といっても、3回目にしてすでに昨日は都合によりみれなかった・・・・
我が家のTVは10年以上前のものなので、年末実家に帰った時オンデマンドで見せてもらおうか、とおもうほどの思い入れようです。普段TVをみない私には、めずらしいこと。

司馬遼太郎の代表作の一つ。
明治になって、日本が近代化を急ぎ、そのなかで起こっていく戦争。
秋山兄弟と詩人で従軍記者でもあった正岡子規を中心に、物語の最初はすすんでいく。

Wikiには
『坂の上の雲』とは、封建の世から目覚めたばかりの日本が、登って行けばやがてはそこに手が届くと思い登って行った近代国家・列強というものを「坂の上の雲」に例えた切なさをこめた題名である。

と書いてあります。


私が12月最初にこの番組をみた時は、日露戦争まっただなか。
旅順の戦い。

あ~、夏からちゃんと見たかったです・・・

というのも高齢者施設でのセッションで、このあいだ、そのTVのことを少しはなしたら、
すぐさまポロポロっといくつかの歌の一節が参加者の中から歌われました。
その方たち、あの年代の人の気持ちが、以前とはまったく違う色合いで感じられました。 

戦争に対する思い。家族を思う気持ち、部下の兵士を思う気持ち、死に対する気持ち。

来週は、日露戦争あたりに歌われた軍歌、その当時の映像などを中心にセッションの内容を組んでみました。グーグルで検索すると、沢山の映像がでてくるし、当時の活躍した軍人たちの話もでてきて、調べ始めるときりがなくなります。

戦争をテーマにしたセッションをする、というのはとても勇気のいることです。
軽々しく、戦争を知らない私なんぞが語れる時代の話じゃない。 

そう、私は語らない。
彼らが、語る場を、空気を作るのが役目。

戦争の話はしたくない、と思っている人もいる。
でも、辛かったどうしようもなかった、戦争に対する日本軍部にたいする相反する気持ちを持ち合わせている方も沢山いるけれど、もうこの時代それを語る相手はほとんどいない。それを引き出すプロセスというのはとてもセンシティブなプロセス。 もしかしたら、ものすごい闇の端っこを引っ張り出そうとしているようなことになるかもしれない。

でも、そこには、やっぱり 日本人としての誇りだったり、国をせおってがんばってきた、という自負なり、ものすごいパワーだって秘められている。

どっちが悪い、誰が悪い、という話ではなく、あのとき感じていた強い感情の何か、戦争がひと段落したときの安堵感、天皇への信頼感などにスポットライトをあてたい。

1グループ20~50人、しかも途中で参加者は入れ替わり立ち代わり。
そんな大きなグループでは、
なかなか じっくりと心の深い深い水脈をたどり、確かめ、流れているものに、
参加者同士が、そして私自身が交わりながら、
もう長く誰も訪れていなかったその流れの温度や水量を感じてみるような内容にするのは不可能なのだけど。

何人かは、数か月の間に少し関係が築けてきたので
その人たちを中心に、
また、 何が起こるか分からないセッション中
誰かが何かを言い出す、反応を始める どんなハプニングも受け止められる心づもりで
セッションやってみようとおもいます。

ただ、やっぱり大人数だから、あまり深くいかないように気を付けないと。
一人では手におえないことは、引き受けない、予防するのも、私の責任。


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実際セッションを行ったところ、
涙をながして、この時代のことは涙ながらには語れない、
でも、こういう場をもうけてくれてありがとう
今日のセッションは、自分の人生をざーーっと振り返ったような気持ちになれたよ、すごくよかった

等、個人的にセッションが終わった後言いに来てくれた方が数名いて、
勇気をもってやってよかった、と思いました。

その人にとって辛いことを含む思いで、主に高齢者の場合 戦争 というのは大きなテーマの一つですが、
そういう辛いところをほじくるような、タッチするような内容のセッションをするときは
参加する人たちとの信頼関係とか、その暗さに溺れさせないこちらの度量が必要で、
ほかのテーマをあつかったセッションをする時よりは、気持ちの持ちようが違うのですが、
避けて通れない、避けるべきではないテーマなので、ひきつづきこのテーマと向かい合い
よりいいセッションが、より心に響くセッションが出来るように精進したいと思います。
by totoatsuko | 2011-12-19 17:06 | Comments(0)
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