indulging in memories

夏がやってくるころの、アメリカン バレー シアター
コートの襟をたてて、帽子を目深にかぶって、足早にオペラハウスにかけこむ情景
噴水が ざーー っと音をたてて吹き上がる
地元や観光にきている家族たち - 親と戯れる子ども、
恋人と待ち合わせている風な若い人たち
あの 天井の高いオペラハウスのレッドカーペット
極上のコンサートがはじまる前の、あのわくわくした気持ち
舞台と音楽に酔いしれている時間
まさに、記憶という 記憶の中に残っているここちよい感情を re-experience。
もう10年位も前の頃のことだし、ここ東京の全く当時とは違う状況とスペースにいながらにしても
音楽は、あの頃の体験の記憶に瞬時につれていってくれて、そこにステイさせてくれる。
いまPCから流れてきている曲はあのとき聞いた曲とは違うけれど、それは問題ではない。
リンカンセンター近くの手打ちパスタを売る小さなお店。
小奇麗なアップタウンらしい中華料理屋さん。
Zabers と その隣のH&Hベーグル。
コンサートが終わって、生ぬるい夜の風をかんじながら家までそぞろ歩き。
寒い冬のある夜は、そのまま地下鉄に乗り込んでお気に入りのバーへ。
そう、リンカンセンターでのコンサートは、いつも一人でいっていて、
じぶんのなかで、見るもの 聞くもの ゆっくりとバウンスバックさせながら楽しんでいたんですね。
今の生活も、ほんとうにhapiness にあふれているけれどあの時とはかけ離れているlife stage。
最初の子どもを産んで以来6年ぶり?
やっと 夜中の母乳や、夜中に子どもが起きてくることもめったくなくなったこのごろ。
子どものニーズにあわせて自分の必要な休息や睡眠がとれない精神的・肉体的辛さって、やったことがある人にしか分からないと思う・・・(って、今夜は少し珍しく一番したの子が起きてきて、添い寝してもなかなか寝ないので、私のデスクの横に布団しいて、私がペーパーやってる横で寝てますが・・・)
将来、きっと子供たちに囲まれた仲間から沢山のサポートをもらっている ”今” を今夜のようになつかしく思い出し、甘ったるく私を温めてくれる日がくるのでしょうけれど、
今は、過去のおいしい記憶の世界で、しばし自分を nurture することとします。
nnnnnnnnnnnn, yammy.
ああ、空が白んできました。
そろそろ現実がはじまります。