人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

アロハ オエ

アロハ オエ_d0065558_313646.jpg昭和初期を生きた方が好きな曲の一つに アロハ オエ という曲があります。

ハワイ王朝第8代目であり、
最期の女王=リ・リリウオカラニが米国軍によってイオラニ宮殿に幽閉中に作った歌。

歌の背景を知って、王女の気持ちに泣きました。

クーデターにより王位を追われ、支持者の多くが投獄、自らも反逆罪の汚名を着せらます。
国民の血を流さないために祖国との決別を選択したの彼女の気持ちがこめられた歌。


18世紀末、ハワイを発見したのが、イギリス探検家のジェームズ・クック。
彼ら白人がハワイに持ち込んだのが、貿易・宗教、そして伝染病。
白人は、ただ同然で国土の75%を所有。
その後、カメハメハ大王がハワイ諸島を統一。
白人から武器弾薬を買い、サトウキビの輸出で産業を発展させる。

1881年に孫のカラカウワ大王が来日して、明治天皇との会見が縁となり、日本人の移民が実現。
1891年に病死したカラカウア王の後を継いだのが、大王の実妹リ・リウオカラニ女王


1893年1月15日
女王はハワイアンに選挙権を与えるべく立ち上がった、憲法を変えるために、祖国を取り戻すために。


翌16日
米国公使スティーブンスは、ホノルル港に停泊中の米軍艦ボストンから、海兵隊員160余名を上陸させ、政府庁舎や宮殿を制圧した。

流血を避けるために女王は退位を決意する。それはハワイ王国の滅亡を意味する苦渋の選択。

祖国が侵略者に荒らされ、失われていく惜別と無常、そして祖国を想う心。
戦わず、手放していく 代々守ってきたものとの別れの抱擁の中に女王が見ていたものとは?


時は移り、形は変わり、国は失われても、女王の「思い」は人の心に残り受け継がれていく。
力が支配する弱肉強食の世界。
その中にあっても、決して支配されない 人の心。


自分の王国の存続や王位に固執するのではなく、
民と国土 = 彼女にとって真に大事なもの を守るために、過去も、地位も捨て
未来の未知の展開を信じて前にすすむ。
保身は考えてない。ただ ただ 無用な流血と争いをさけるために、
自らが汚名着せられても、辱められようとも、攻撃し返すのではなく、だまって退いていく。
なかなか出来るものではない。自分を正当化したくなるのが多くの反応でしょうに・・・
やるせなさの極みが想像できる。


アロハ オエ(オエ は、あなた、の意) 
あまりにも 優しく美しいメロディーだからこそ、女王の張り裂けるような悲しみが 
いっそう胸に響きます。
by totoatsuko | 2011-09-10 02:56 | Comments(0)
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite