人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

東北の児童養護施設の子どもたちと音楽WS

日本フィルハーモニー交響楽団 と Living Dreams と、マイケル・スペンサー のコラボレーションによって実現した、東北地方にある児童養護施設に住む子供たちのための音楽ワークショップに通訳として参加してきました。

震災関連で、何か自分にできることはないかしら、と思っていたので
お話をいただいたとき、とても嬉しかったです。

去年おこなったもののWSの中の一部の様子を映像がこちらでみられるようです。
音楽を 学ぶもの、高い技術で演奏しパフォームするもの、教室で教えられるもの、という概念とは違うエリアの音やクラッシック音楽との関係を 音遊び、自分の音探しを通して 音を「体験」するワークショップ。それは、音楽療法の領域がもつ音のとらえ方に通じるものが沢山ありました。

提供されている木琴やドラムなどは、日本フィルのものなので、いいものばかり。

いくつかアクティビティーをやりましたが、1つはアフリカの歌の輪唱。
最初は種明かしされていないのですが、実はこのうた、7小節でできている。
なので、最初の三小節をうたったところで、追っかけるグループが歌い始めると、残りの小節が4小節(=3小節+1)なので、輪唱が微妙にずれていきます。(と言葉でかかれても、想像しにくいかもしれませんが)
これは、アフリカの曲にはよくある フェーディング効果 というものらしく、輪唱していて、なんかずれてる、なんかずれてる、どうしてだろうと感じて、はっと その小節数のズレに、教えられるのではなく自分たちで気づく、という体験。

 
ある一つは、ラヴェルの マ・メール・ロアのお姫様の曲から。
ざっくり、ほんとうに ざっくり説明すると
ペンタトニックの木琴を子どもたちにわたし、色々音をだしてもらい、親しんだ後
お姫様がバスルームに入ってくるテーマ音楽(数小節の長さ)を、木琴と、鉄筋と、トーンチャイムで、子どもたちに作ってもらいます。この時、大人の、日本フィルの音楽家たち、他のスタッフの大人たちの「介入」は最低限になるよう気を付けます。 必ず、メロディーや音やリズムのアイデアやアレンジは、子どもたちひとりひとりの自発的な発想にまかせます。

そのためには、こどもたちは、お姫様が優雅にあるくってどんな音? って想像力を働かせなくてはならないし、グループワークを行うためには、交渉力やコミュニケーション力、リーダーシップなどが試されていきます。 大人たちは、ほんとうに不安になります、子どもたちにそんなこと出来るのか、と。

だって、無 から メロディーを作るのですからね!
プロの作曲家と同じです。

でも、出来るのです。
子どもたちを信じ、少しばかりの道案内をすれば。

大人たちに手を出させない方が難しい。
それは、音楽療法をやってるときも、
日常、子どもと関わり、こどもを「育てる」場面でもよく感じることだけど。

このワークショップにインスパイアされて、ウチに帰ってマ・メール・ロアのCDをかけて、
こどもたちと、ねぇ、この音楽の踊りをすきなようにやってみようよ! と声をかけました。

それぞれの子どもが、その音やフレーズや雰囲気にあう、と思う体の動きをして
そして、お互いの動きをみて、大笑い。 なに、その動き! 面白い! 真似して!
なんとも、楽しいひと時でした。


WSの一部には、元ロンドンフィル奏者だったマイケルと、日本フィルのメンバーによる カルテットや、トロンボーンやパーカッショニストの演奏もあり、久々に、本物の生演奏を楽しむことができ、心が洗われました。
東北の児童養護施設の子どもたちと音楽WS_d0065558_0583126.jpg東北の児童養護施設の子どもたちと音楽WS_d0065558_0585523.jpg

クラッシックの演奏家、という世界は、音大生の頃はとても近い世界でした。
でも、音楽療法の世界にはいっていくと、そういう人たちと接する機会も遠のいていたので、
久しぶりに演奏家の方々と話ができて、とても懐かしい匂いを楽しむことが出来ました。


同時に、ああ あの頃の自分とはずいぶん遠くに来たなぁ、としみじみ思いました。
あのころは、人前でふざけた振る舞いをするとか、即興的な動きだったり演奏だったりするなんて概念をもっていなかったし、そんなことするのは恥ずかしくてできなかったと思います。それも、これも、音楽療法を学び、音楽心理療法を経験し、音楽との関係が変化し、自分との関係も変化していくなかでつくられてきた 今の自分なのだと思います。。。。。

というようなことを母に話しましたら、

あなたは 本来そういう子どもだったわよ。
途中で、そうじゃない時期もながかったけど、
あなたの本来のすがたに戻っていってるんだわ、と最近おもっていたところなのよ
と言われ、、、ん~~、そうかなぁ、 なんて思っているところです。


プロの演奏家の方々と子育て談義も興味深かったです。




女性のための 音楽と色と声のリラクゼーション・ワークショップ@パークサイド広尾レディースクリニックは
毎月第一土曜日10時半~12時半 3000円。 
お問い合わせ・ご予約は お名前、ご連絡先をそえていただいて、hiroo-pc AT healthcarenet.jp まで。次回は9月3日。 小麦粘土もつかう予定です。


音と色をつかったカウンセリング・音楽心理療法のプライベートセッションのご予約HPはこちら

by totoatsuko | 2011-08-25 01:03 | Comments(0)
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite