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与謝野晶子の童話

d0065558_0553547.jpg少し前の太田美術館での展覧会に行って以来、歌川 国芳の魅力にとりつかれています。
年末には六本木ヒルズでの展覧会も予定されており、楽しみです。

高齢者施設でのセッションの準備のために、いろいろ調べものをしていたら
与謝野晶子の きんぎょのおつかい という童話に、高部 春市という人がかいた、国芳風であり、昭和初期っぽい色使いの絵本に出会いました。

与謝野晶子が童話をかいていたなんて初めてしりました。
あまりに表紙の絵がかわいいので、さっそく図書館でかりてきて読みました。

語り口調が、とても丁寧で、
ストーリーはちょっとシュールで、でもほのぼのしていて、なんともいえない
現代の絵本にはない、グリム童話にもない、独特の空気があるお話と絵で、大好きになりました。

あまりに気に入ったので、3匹の犬日記 という本もよんでみました。
絵は違う方が担当されているのですが、お話がまた おもしろい。
そして、言葉づかいが、とてもきれいで、品があるとおもいました。


どちらの作品も、与謝野晶子が自分の子どもたちむけに書き、
当時は絵本ではなく、文字だけで雑誌に発表されたようですが、
最近になって絵本としてよみがえったようです。


当時の歌もそうですが、大正・昭和初期の なんともいえない あの感じ。それを味わえる上質な童話。
オススメです。


高齢者施設で、セッション時間の一部をつかて国芳のきんぎょづくし の絵を何枚か紹介し
絵をみせながら童話の朗読をしましたが、ききいって聞く人と、
期待していた音楽じゃないので、つまらなそうにしていたり、寝てしまう方もいらっしゃいました。

きんぎょの昼寝、という歌を間でうたったり、朗読のあとは、きんぎょがお使いでたどった場所にまつわる歌をうたったりしましたが、セッションのあと
「きんぎょって、ああやって踊るのね。写真(国芳の絵と絵本の絵)を見せていただいて、思い出したわ。
きんぎょが踊る、ってそんなことない、って思っていたけれど、
そういえば、何匹かそろって(施設の)池で泳いでいたわ。あれが、踊りね。
ひれがひらひらして綺麗よね。こんど、また池にいって金魚をもっとよーくみてみようとおもうわ。
どうもありがとうございました」

と話に来られて、そんお話がとまらない。
お話と絵と、歌に気持ちと記憶が刺激されて、いっぱい話したいことが頭に浮かんで
それを誰かと共有したい、という気持ちになられたのだと思います。
感情がフラットになって、人との付き合いもおっくうになる傾向がある方たちだからこそ
こんな風に、脳や感情が活性化して、人と積極的にコミュニケーションを取っていくのは
日々の感情生活を豊かにし、より自分主体で楽しんでいく、生きていくことにつながると思います。


「何が」 「どのように」 この方々の記憶や感情や行動に働きかけるのか、という可能性は無限大だと思いました。だからこそ、私が 何か一定の答え や 先入観のようなものを持たずセッションを組み立て、行うことを通して、可能な限りいろんなことにオープンであることが大事だのだ、と改めて思ったと同時に、自分が予想もしていなかった反応や反響を知ることができて、嬉しかったです。




女性のための 音楽と色と声のリラクゼーション・ワークショップ@パークサイド広尾レディースクリニックは
毎月第一土曜日10時半~12時半 3000円。 
お問い合わせ・ご予約は お名前、ご連絡先をそえていただいて、hiroo-pc AT healthcarenet.jp まで。次回は9月3日。 小麦粘土もつかう予定です。


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by totoatsuko | 2011-08-24 00:54 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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