子育てカフェテリアー アートプロセス(粘土と色とマクロビスウィーツ)

年間を通して24回、日本財団後援の 子育てカフェテリア。
4回毎に、扱うアートの素材を変えながら、
子育て中のお母さんたちのサポート が目的のアートセッションを行っています。
(写真は、自分と自然・自分と目に見えない大いなるもの、というのがテーマだった回の作品です)
毎回、私が作るマクロビスウィーツ と お茶つきです。
最初の4回は、色だけでしたが、
2クール目から、粘土をつかって心と対話したり、自分とたいわしたり、
日々の子育てのことから、自分自身のことまで談笑しながら、リフレッシングな時間を過ごしています。

そして、より 心をうちとけて、本当に困っていること、気になっていても変われないこと、
など、興味深い話や発見がおきています。
粘土のセッションも4回おわり、2週間後からは、声と色をつかったセッションの予定ですが、
粘土をつかってみて、どうでしたか、と振り返っていただいたところ、
色だけの時とくらべて、
立体的に世界がつくられるので、ほんとうに その世界に住んでいるような体験ができました。
人がつくったものが、ほんとうに ほんとうに 自分では思ってみない形だったりして
ほんと ひとそれぞれなんだ、そして、それでいいんだ、と思えたのがとてもよかったです。
色を平面に書いているときにはきづかなかった
見る角度によって、見えるもの、見えないものギャッブをすごく感じた。
これは、自分の視点や価値観で、物事をまるっきり別のものにとらえることができる、ということに気づかされました。
という声がありました。
そして、粘土+色の、ある日のセッションの振り返りコメントでは、
何気なく 長い紐がつくりたくて どんどん伸ばしていったら、
ほんとうにすごーく長くなって、なんだか可笑しくなって、一人で噴出してしまいました。
先生が、何かつくろうとしなくていい、何も完成させようとしなくていい、と言ったことですっと気持ちが楽になり、ああ、自分はいままで 「ねばならない」 で子どもを自分をがんじがらめにしていたんだと感じました。今日かえってから、とても違う気持ちで子どもにも家族にもせっすることができそうです。
家を出て行った元夫に当てはまるような粘土が、思いがけず形として登場したのですが
すごい後ろのほうに、ちっこく ぽつん と設置されていて、
ああ、こんなにも遠くまできたのか、と思いました。
私は、とても美しいドレスをまとい、優雅にこどもたちと手をつないで 光と風の祝福をうけながら、新しい世界の大地にしっかり足をつけて歩いているイメージがとてもリアルに感じられて、頑張れる気持ちの後押しになりました。自分に対して起こったこと、今現在起きていることに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。全て、私が成長し、学ぶ糧なのだとも思いました。
お出かけモード、家でダラダラモード、と異なるシーンでの家族の在り方が
粘土の形や配置にあらわされていて、とても興味ぶかかったです。
モードによって、丸っぽかったり、四角っぽかったりするのですが、
家族同士の形は、四角いモードのときは、みんな四角で、おんなじモードを共有しているんだなー、一人だけ明後日の方をむいてる、というのではないんだ、というのを感じました。
などなど、興味ぶかく。
私が何も言わなくても、参加者の方が、自ら、今まで気づかなかったこと、いままで感じることが出来なかった自分の側面にきづき、よりよい毎日、よりよい将来につなげていってくださっています。
個々人の粘土を大きな模造紙の上に設置して、グループの作品(写真参照)も、2回つくりました。
一つの作品ですが、写真の撮り方で、ずいぶん違う世界に見えます。
どんなふうに世界と、人と、家族とかかわっているか
無意識に作ったもの、描いたものが、とてもダイレクトにストレートに表現されていることに、
最期に作品をみんなで眺め、作品について話すことで気づき、
アートプロセスが、無意識の自分を表層に浮かび上がらせる力に感動しつつ、
忙しい子育てと家事の合間で、子どもからはなれて行うアートプロセスが、
気持ちが浄化されるような、きわめて個人的で深い静けさをもたらす体験であることを
参加者同士が確認しあっています。
女性のための 音楽と色と声のリラクゼーション・ワークショップ@パークサイド広尾レディースクリニックは
毎月第一土曜日10時半~12時半 3000円。
お問い合わせ・ご予約は お名前、ご連絡先をそえていただいて、hiroo-pc AT healthcarenet.jp まで。次回は8月6日、その次は9月3日です。 自家製、小麦粘土も取り入れたプロセスを行います。
音と色をつかったカウンセリング・音楽心理療法のプライベートセッションのご予約HPはこちら
by totoatsuko
| 2011-08-06 00:14
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